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陸軍航空の情報センター

Flightfax誌の紹介

Flightfax誌とは

Flightfax誌は、1972年9月に創刊され、長きに渡って、航空安全の確保と航空事故の防止に必要な価値ある情報を提供し続けている米陸軍の航空安全情報誌です。

2007年にKnowledgeが創刊されると、一旦発行が停止されましたが、2011年5月に最新の事故発生状況、航空安全に関する問題、旧Flightfaxの記事などを提供するオンライン情報誌として復活し、現在に至っています。

Flightfax誌との出会い

30年前、自分がまだ若き3等陸曹だったころ、陸上自衛隊が発行している「航空安全情報」という雑誌の中に、時々、Flightfax誌の記事が翻訳・掲載されていました。残念ながらその記事を投稿されていた方の名前は思い出すことができないのですが、その記事だけは欠かさず読んでいたのを覚えています。これが、私のFlightfax誌との最初の出会いでした。

それから10数年後、今度は自分がその「航空安全情報」の発行をお手伝いする立場となり、航空整備に関する記事などを書かせて頂くようになっていました。平成16年頃、当時の編集担当者から「Flightfax誌の記事を掲載してはどうか」という意見がありました。そこで、陸上自衛隊内のある機関に翻訳を依頼してみたのですが、「航空科には、英語課程を卒業するなど、英語の翻訳に必要な特技を持った方が沢山いるのでは?」と断られてしまいました。仕方なく、自分で翻訳・掲載を始めたのが、私がFlightfax誌の翻訳を始めたきっかけです。

Flightfaxの翻訳

Flightfax誌の主体は、過去に発生した航空不安全や航空事故に関する記事です。航空科の隊員を対象とした雑誌ですので、専門的な用語や言い回しが多いものの、自分が現役の時の経験がそのまま生かせる内容なので、割と楽な気持ちで翻訳に臨むことができます。

ただし、そこに書かれている内容は、厳しい環境や状況を経験した隊員の生の声が多いので、その情景を頭に思い描きながら、それが伝わる翻訳ができるように努めています。陸上自衛隊の約10倍の機数の航空機を、戦闘状況下を含む世界各地で運用している米陸軍の教訓事項を少しでも多くの方に読んでいただければと思っています。

Flightfax の翻訳記事一覧はこちら

           

発行:Aviation Assets

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