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おすすめの旧軍関連書籍(北鎮記念館所蔵書籍の中から)

北鎮記念館とは、陸上自衛隊旭川駐屯地に隣接した、北海道開拓時代および防衛における歴史についての史料館です。そこに所蔵されている書籍のうち、Aviation Assetsが特におすすめするものを紹介します。

[amazonjs asin=”4769820038″ locale=”JP” title=”先任将校―軍艦名取短艇隊帰投せり (光人社NF文庫)”]フィリピン沖で撃沈した軍艦からカッターボートで脱出した195名を指揮した海軍大尉の物語です。絶望的な状況の中、生死を分かつ状況判断を的確に下し、部下に対する統率を最後まで維持する「先任将校」の姿は、「すごい」の一言です。

2017年8月13日(日曜日)の読売新聞特別面にiモード開発者の松永真理さんの記事が掲載されました。松永真理さんは、本書の著者である松永一郎さんの娘さんなのですね。記事では、本書についても、詳しく紹介されました。改めて、すばらしい本だと思いました。

 


[amazonjs asin=”4326931698″ locale=”JP” title=”軍隊内反乱―小説館陶事件”]中国で発生した旧陸軍最大の不祥事と言われる館陶(たてとう)事件を詳細な調査に基づいて描いた物語です。戦時中の中国で何が起きていたのか、精強な部隊を維持するために何が重要なのかが分かります。

 


[amazonjs asin=”4893639420″ locale=”JP” title=”叛徒―二・二六事件と北の青年将校たち (道新選書)”]二・二六事件の首謀者として銃殺刑に処せられた青年将校の一人に旭川市出身の村中孝次大尉がいたことをご存知ですか?この国のことを真剣に考え、その信念に従って行動し、そして散っていった若者の生き様は、とても真似のできることではありません。

 


[amazonjs asin=”406203090X” locale=”JP” title=”シベリア抑留”]シベリア抑留者は、厳寒環境下で満足な食事や休養を与えられず、苛烈な労働を強要されたことに加えて、「民主運動」という試練を受けなければなりませんでした。日本人が日本人に吊るし上げられるという精神的苦痛の恐ろしさを知ることができます。

 


[amazonjs asin=”4122047153″ locale=”JP” title=”軍旗はためく下に (中央文庫BIBLIO)”]昭和20年8月15日に終戦を迎えてからも戦争の悲劇は、終わりませんでした。やむにやまれぬ理由から上官を殺害した兵士が、米軍の捕虜になってから正当な裁判を受けることなく日本軍によって処刑される。改めて戦争のむごさを教えてくれる一冊です。

 


[amazonjs asin=”B000J7M5RK” locale=”JP” title=”自決―森近衛師団長斬殺事件 (1982年)”]終戦前日、陸軍将校が日本の降伏を阻止しようとして近衛第一師団長を殺害した「宮城(きゅうじょう)事件」において、事件後に自決した上原大尉が本当に殺害に加わったのかが解き明かされます。歴史上の事実を正しく把握することの難しさを改めて認識できます。

 


[amazonjs asin=”4905576024″ locale=”JP” title=”美砂―鳴き砂と風船爆弾の追憶 (企業家作家シリーズ)”]「風船爆弾」とは、戦争末期に旧陸軍が開発・使用した気球に水素を詰め、大気高層のジェット気流に乗せてアメリカ本土を攻撃した兵器です。その名前から想像されるような単純なものではなく、日本古来の和紙を活かし、知恵を絞って開発されたものでした。

           

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