Newton別冊「飛行機のテクノロジー」
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先日、本屋をぶらぶらしていたら、「飛行機のテクノロジー」という表題が目に飛び込んできました。「航空機」じゃなくて「飛行機」というところに惹かれて、買ってしまいました。
読んでみると、「飛行の原理から最新悦の戦闘機まで」という副題のとおり、基本的なことを再確認できるし、新しい情報も得られる内容でした。
「飛行の原理」は、30年前以上に少年工科学校で教えてもらったことから、大きく変わるところはありませんが、それ以外の部分には、「へー」と思う情報がたくさんありました。以下、その情報の一部を紹介します。
・115年前にライト兄弟が初めての動力飛行に成功したライト・フライヤー号の主翼の長さは、左右で異なっている。
・A380は、水平尾翼も燃料タンクになっており、重量重心の調整にも利用されている。
・A380に搭載されているエンジンの逆噴射は、ジェット噴流ではなく、バイパス流の向きを変える。
・Fー35Bの垂直離着陸に用いられるリフトファンは、エンジンの推力偏向ノズルから排出された高温ガスがエンジンインレットに流入する役割も担っている。
・ドローンのヨーイングのコントロールは、回転方向の異なるローターの回転速度に差を生じさせることによる反トルクを利用している。
・HondaJetの主翼上面へのエンジン配置は、空気抵抗の減少に役立っている。
その他にも、新しい発見が盛りだくさんです(このコラムをお読みになっている方には、すでにご存じのことかも知れませんが)。
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発行:Aviation Assets
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