RISK MANAGEMENT MAGAZINE 米陸軍戦闘即応センター(U.S. Army Combat Readiness Center)が発行している、航空・地上安全に関するオンライン雑誌です。航空関連記事の中から選んだ記事を翻訳しています。 空に浮かぶ諸刃の剣 ― 武装ドローンの新時代をどう乗り切るか 遠隔操縦式のドローンに爆発物を括り付けるのは、世界各国の軍隊においてトレンドとなっています。小型UAS(small unmanned aerial system, sUAS)は戦い方を一変させました。兵士を直接危険にさらすことなく、決定的な情報を収集し、殺 […] 出典:The Double-Edged Sword in the Sky: Navigating the New Era of Armed Drones, Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年08月 アクセス回数:96 色あせない教訓 ― ロータック社CH-47D墜落事故から学ぶ搭乗員規律 2022年にアイダホ州ノース・フォーク付近で空中消火任務中に発生したロータック社(Rotak)CH-47D墜落事故について、私はこれまで何度も考えてきました。チヌークに長く携わってきた身として、この事故と自分自身の経験を振り返れば振り返るほど、陸軍か民間か […] 出典:A Lasting Lesson: What the Rotak CH-47D Crash Teaches Us About Crew Discipline, Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年08月 アクセス回数:271 通信による企図の明示 パナマ共和国での飛行では、パイロットが体験できる中で最も息をのむような光景に出会えます。生い茂るジャングルが雄大な海岸線と接し、ほかにはない美しい景観をつくり出しています。しかし、その美しさは、中米での飛行経験がある者なら誰もが知る難敵を覆い隠しています。 […] 出典:Discipline in Communication, Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年08月 アクセス回数:306 チェック欄を埋めるだけの点検 暑くて埃っぽい砂漠での、ある朝のことでした。私が所属していた任務部隊は、受入国からの要請により大規模な周辺地域の示威飛行(show-of-force)を行うため、飛行可能なブラック・ホークとアパッチをかき集めて離陸させました。帰投までは数時間ほどありました […] 出典:Checking the Box, Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年08月 アクセス回数:235 手抜きの代償 当該クルーがホイストで事故を起こしたのは、HH-60M 医療後送(Medical Evacuation, MEDEVAC)クルーとしてごく普通の訓練飛行でのことでした。前席クルーは、飛行時間1,100時間の機長(Pilot in Command, PC)と […] 出典:The Cost of Convenience, Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年07月 アクセス回数:272 至近距離、間一髪 今回の任務は、搭乗員の技量維持を図るため、H-60ブラック・ホークによる狭隘地への進入を複数回実施する、ごく普通の訓練として計画されていました。前方の操縦士2名、後方の機付長2名の搭乗員たちは、いずれも経験豊富でしたが、その習熟度にはばらつきがありました。 […] 出典:Close Quarters, Close Call, Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年07月 アクセス回数:289 計画を守れ 著者注:訓練であれ実任務であれ、任務には本質的に危険が伴います。したがって、任務を成功させるためには、危険管理のための方策を確立し、これを厳格に遵守しなければなりません。本稿では、訓練中に、確立されていた危険管理のための方策が軽視され、事故になりかけた不安 […] 出典:Stick to the PlanRisk, Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年07月 アクセス回数:294 個人調達装備品の安全な取り付け 航空搭乗員は、運用効果を高めるため、ニーボードやタブレット、懐中電灯、ヘッドセットといった個人調達装備品(personally procured equipment)を日常的に使用しています。本稿では、個人調達装備品が航空安全に及ぼす影響を検討するとともに […] 出典:Integrating Personally Procured Equipment Safely, Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年07月 アクセス回数:291 ツー・チャレンジ・ルール――それは命綱だ その昼間任務は、アフガニスタンでのいつもと変わらない日常的なものでした。CH-47チヌーク2機による、これまで何十回も着陸したことのある降着地域(Landing Zone, LZ)への要人空輸です。搭乗員の構成は、飛行時間約3,500時間のベテラン機長(P […] 出典:The Two-Challenge Rule: It's a Lifeline, Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年06月 アクセス回数:331 操縦しているのは誰か? 私が航空操縦士として最初の部隊に配属されたのは、部隊が地域コマンド・イースト(Regional Command East)(訳者注:アフガニスタン駐留NATO軍の地域コマンド)に展開しようとしているタイミングでした。着任した私は、高揚感と緊張感が入り交じっ […] 出典:Who's Flying the Aircraft?, Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年06月 アクセス回数:859 空域競合の回避 私は、カンダハール飛行場に駐留するタスク・フォース・アウト・フロントに配属された航空安全担当士官として、機長(Pilot in Command, PC)および編隊長(Air Mission Commander, AMC)を務め、カンダハール州内における多数 […] 出典:Airspace Deconfliction, Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年06月 アクセス回数:343 暗視眼鏡のシンチレーションによる悪視程環境 任務 カリフォルニア州陸軍州兵の航空操縦士である私は、フォート・アーウィンのナショナル・トレーニング・センター(National Training Center, NTC)で訓練ローテーションを実施する部隊を支援する機会が多くあります。あるローテーションに […] 出典:DVE through NVG Scintillation, Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年05月 アクセス回数:309 高高度・高温・過重量、そして慢心 ペンシルバニア州南東部での、異常に高温多湿な日のことでした。LUH-72の搭乗員は、ノースイースト・フィラデルフィア空港に着陸しました。給油のためと、州司法長官事務所の特殊作戦部隊と合流して麻薬対策任務(counterdrug mission)のブリーフィ […] 出典:High, Hot, Heavy and Complacent, Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年05月 アクセス回数:414 決められた役割を守れ 不運が重なる状況を無傷で切り抜け、奇跡的に生還できたとき、自分がいかに幸運であったかを改めて思い知らされるものです。イラクにおける気象の予測は、控えめに言っても至難の業でした。空軍の気象予報士たちは高度な訓練を受けたプロフェッショナルでしたが、ブリーフィン […] 出典:Stick to the Procedures, Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年05月 アクセス回数:387 疲れ切った状態でのけん引作業 砂漠での過酷な訓練飛行を終えた搭乗員たちは、自分たちの成果に満足していました。あとはヘリコプターを離れる前の点検を実施するだけでした。しかし、その夜最大の失敗がまさに起ころうとしていることを、彼らは知る由もありませんでした。 より明るい環境で飛行後点検を行 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年04月 アクセス回数:350 ルーティンからリスクへ 2024年10月のある夜、2機のAH-64Dアパッチからなる編隊が、通常の訓練任務を終えてイラクのエルビル基地に帰投しました。両機の搭乗員は、駐機パッドへのストレート・イン・アプローチの許可を受けましたが、これは昼夜を問わず幾度となく実施してきた飛行要領で […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年04月 アクセス回数:313 沈黙の危険 実戦派遣の経験を持つ熟練した機長(Pilot in Command, PC)として、私はあらゆる状況を経験してきたと思っていました。派遣中には多くの高ストレス任務をこなし、ニューヨーク州フォート・ドラムの過密した空域を飛行し、鳥や樹木、予測できない気象によ […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年04月 アクセス回数:324 計画が危険要因に変わるとき 数年前、私はAH-64Dの操縦中にニアミス(不安全)を経験し、決して忘れることのできない教訓を得ました。それは、あらかじめ定められた訓練スケジュールをこなすことよりも、状況への適応や安全の確保のほうが重要であるということです。気象などの環境要因に自身の疲労 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年04月 アクセス回数:359 ニアミス後のクリアランス 著者注:暗視装置(NVG)を装着して場周経路に進入し、そのまま任務を終える。いつも通りの飛行になるはずだったものが、結果として搭乗員全員にとって極めて重要な教訓を得る事態となりました。 我々UH-60ブラックホークの搭乗員構成はバランスが取れていました。左 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年03月 アクセス回数:452 コレクティブの拘束 イラクのバラドで、いつもと変わらない夜が始まりました。任務内容も、タイムラインも、暑い中での飛行前点検も、すべていつもどおりです。私と前席搭乗員は、地上支援任務に就くアパッチ2機編隊の後続機を担当することになっていました。第1使用機の飛行前点検を実施した後 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年03月 アクセス回数:804 地図にない風車 その任務は、ルイジアナ州を出発し、ネブラスカ州リンカーンで泊り(RON)、翌日ノースダコタ州に向かうという、ごく単純な空輸任務に思えました。私にとって米国中西部北部は未経験の空域であり、積雪地帯や降雪中の飛行経験もありませんでした。初めての景色や経験への期 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年03月 アクセス回数:625 航空事故発生状況:後方乱気流(ウェイク・タービュランス)という隠れた脅威 本稿では、2025年3月22日にアーカンソー州ラッセルビルで発生した航空事故について詳述します。この事故には、テイラークラフトBC-12型固定翼機1機と、米陸軍ヘリコプターの3機編隊が関与していました。また、後方乱気流の危険性と、その具体的な防止策について […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年03月 アクセス回数:741 常に「選択肢」を持て 晩冬のある日、私はUC-35の機長として、欧州各地を巡ってVIP(要人)を空輸する4日間の任務に就いていました。任務2日目のフライト・プランは、午前半ばにポーランドのビドゴシチを離陸し、ルーマニアのブカレストで燃料補給を行った後、トルコのアンカラへ向かうと […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年03月 アクセス回数:829 行間(隠れたリスク)を読む 2021年初頭、私が新たな機長(PC:無人機操作員)下士官として着任したばかりの頃、コロラド州の飛行場において、グレイ・イーグル MQ-1CがATLS(automatic takeoff and landing system, 自動離着陸システム)による発 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年02月 アクセス回数:688 視界ゼロからの生還 その夜の任務は、AH-64Dのレディネス・レベル3練成訓練を行う局地飛行であり、3時間の夜間飛行を実施して、NVS(Night Vision System, 夜間暗視システム)の基本操作を習得することでした。私とその副操縦士がクルーとして飛行するのは、これ […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2026年01月 アクセス回数:692 1 2 3 4 5 6 … 9 次へ »