RISK MANAGEMENT MAGAZINE 米陸軍戦闘即応センター(U.S. Army Combat Readiness Center)が発行している、航空・地上安全に関するオンライン雑誌です。 止まれ! イラクに派遣された患者後送ヘリのパイロットだった私は、非常に困難な、時には恐ろしい状況に飛び込み、そこを潜り抜け、そこから脱出してきました。バクダッドの戦闘支援病院までの患者空輸を実施中、多くの飛行任務の中のひとつに過ぎない、いつも通りの任務だとたかをくく […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2017年03月 アクセス回数:3,146 トラブル発生時の対応 飛行には、常にある程度のリスクが伴うものであり、我々、プロのパイロットは、そのリスクを軽減するために最大限の努力をしています。しかし、不測の事態が発生することを完全に避けることはできません。 2015年5月、私は、アフガニスタンで勤務していました。アフガニ […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2017年02月 アクセス回数:3,686 適切な判断 操縦課程を卒業したばかりの若き准尉だった私は、どこか海外で大きな仕事をやり遂げたくてウズウズしていました。そんな私にとって、ホンジュラス共和国のソト・カノ・エアー基地で非戦闘任務を行っていた統合戦術部隊ブラボー(Joint Tactical Force B […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2017年01月 アクセス回数:2,226 空間識失調による操縦の交代 飛行時間850時間以上でNVG飛行時間約175時間であった私は、飛行時間が私の3倍以上ある、私と同じ中隊の訓練担当操縦士が搭乗する航空機の機長として飛行していた。後席には、2名の経験豊富な機付長が搭乗していた。私と訓練担当操縦士が2機編隊の2番機として参加 […] 出典:Knowledge, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2016年12月 アクセス回数:3,391 降雪による空間識失調状態からの脱出 著者注:この事案は、かなり以前にアラスカで発生したものである。その時、私は、旧式の航空機(OH-58A+)5機で構成される編隊のうちの1機に機付長として搭乗していた。我々は、野外演習のため、気温が-46℃に達する中で2週間のテント生活を行った後、駐屯地へと […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2016年11月 アクセス回数:4,112 パワー・マネジメントの重要性 アフガニスタンへの展開に先立って、現地で必要となるパワー・マネジメントに関する訓練を実施していたことが、役に立った事例を紹介します。最高気温が摂氏32度、空は晴れ渡り、視程も良好な飛行日和の日に実施された任務でのことでした。後で変更となりましたが、当初予定 […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2016年06月 アクセス回数:3,113 障害物地図は更新されていますか? それは、12月の初め、韓国のキャンプ・テグ(訳者注:ソウルの南東約250kmに位置する大邱(テグ)広域市に所在するいずれかの駐屯地を指すものと思われる。)でのことでした。私は、キャンプ・ハンフリース(訳者注:ソウル市の南約60kmに位置する米軍キャンプ。飛 […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2015年05月 アクセス回数:1,885 エラーの連鎖による整備上の不安全の発生 航空事故を防止するためには、エラーの連鎖を断ち切らなければなりません。この記事で紹介する不安全は、エラーの連鎖さえなければ、簡単に避けられるものでした。陸軍の安全管理計画に「幸運」という項目はありませんが、この不安全は航空事故に至る前にたまたまの幸運でエラ […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2014年07月 アクセス回数:3,445 平時と戦時における事故発生状況の比較 米陸軍は、平時の軍隊へと急速に変換中である。若年兵士にとっては、家で家族や友人と余暇を過ごす初めての機会となっていることであろう。ただし、各級指揮官及び安全関係者の間には、この変換が事故による死亡者の増加をもたらすのではないかという懸念が広がっている。米陸 […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2014年05月 アクセス回数:2,309 それは本当の火災か 緊急手順が存在するのには理由があり、パイロットであれば誰でも、チェックリストを活用することが正しい判断を下すためにいかに重要であるかを知っているはずです。 ある日、私は、整備の完了したUH-60ブラックホークを受領するため、テキサス州コーパスクリスティ米陸 […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2013年10月 アクセス回数:2,022 計器を信頼せよ 操縦課程を卒業してすぐにイラクに派遣された新米パイロットの私は、任務に参加したくてウズウズしていました。副操縦士(ライト・シート・ライダー)としてUH-60Aに搭乗するようになってから1週間が経過した頃、人員輸送任務の要求が増えはじめ、部隊は非常に忙しくな […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2013年07月 アクセス回数:3,235 使い果たした燃料 パイロットならば誰でも一度は、「燃料が間に合うだろうか?」という状況を経験するものです。運良くそのような経験がない人でも、他の人がおそらく苦笑を浮かべながら話すのを聞いたことはあるはずです。ほとんどの場合、その経験は最初の、そしてうまくいけば最後の貴重な経 […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2013年03月 アクセス回数:2,892 氷上への着陸による水没 「実行力を発揮し、困難に立ち向かう」という心意気にあふれる我々操縦士は、いかなる困難に直面した場合でも、あらゆる手段を尽くして任務を達成しようと努力する。しかしながら、たとえ最善の状況判断を行ったとしても、後になってから、「別の行動を取るべきだったのではな […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2012年12月 アクセス回数:3,591 敵地上空での被弾 アメフトの殿堂入りプレーヤーであるレル・グリーンは「緊要な時期に備えることが重要だ」と語った。アメフト・プレーヤーにとっての「緊要な時期」とは、「OK、お前の番だ!」と言われる時のことであり、その時に実力を発揮できなければならない。一方、陸軍の兵士もまた、 […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2012年10月 アクセス回数:2,889 2011年度の米陸軍における事故発生状況 米陸軍は、安全に関し目覚ましい進歩を続けている。2011年度の各種事故による死亡者数は、公務中の死亡者数の劇的な減少により、戦時中であるにもかかわらず、ほぼ平時の水準に戻った。 指揮官たちは、安全が任務遂行に及ぼす影響を正しく認識し、指揮の基本に立ち返り […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2012年01月 アクセス回数:1,488 危険箇所への突進 任務遂行を急ぐOH-58Dの搭乗員にとっては、「弱くて方向が定まらない風」でさえも危険要因となり得る。以下は、「弱くて方向が定まらない風」が原因でもう少しで命を失うところを幸運にも助かった搭乗員達の手記である。 2010年6月19日の夜、我々は、計画任務の […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2011年05月 アクセス回数:2,301 誰も操縦していない! その日の任務は、ドイツ国内のある演習場までの移動という、これまでにも何回も行ってきた、ごく通常の飛行任務であった。 中隊の訓練担当操縦士は、若手操縦士達を訓練するため、AMPS(aviation mission planning system, 航空任務計 […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2010年10月 アクセス回数:2,236 予防着陸を躊躇するな フォート・ブラグの飛行部隊で試験飛行操縦士として勤務していた私は、AH-64Aに搭乗し、ノース・カロライナ州中部の山岳地帯上空で昼間の有視界編隊飛行を行っていた。フォート・ブラグで勤務するのが2回目であった私は、その山岳地帯の地誌に十分に習熟していた。天候 […] 出典:KNOWLEDGE, August 2010, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2010年08月 アクセス回数:5,285 もしも人員が乗っていたら... 夜が近づくにつれ、我々搭乗員達は、NVG訓練飛行の準備を始めました。今夜の訓練課目は、ホイスト吊上げに関するレディネス・レベルの査定でした。(訳者注:レディネス・レベルとは、米陸軍における回転翼パイロットの訓練練度の段階である。レディネス・レベルは、3段階 […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2010年05月 アクセス回数:1,889 同乗者の練度不足に起因する事故 夜間、高度9,100フィートのピナクル(狭隘な山頂部)に着陸しようとした時、我々の搭乗していたCH-47Dチヌークは、樹木にローターを接触させ、激しい振動に見舞われました。機長であった私は、副操縦士から操縦桿を取り上げると、近傍の錯雑地に機体を落着させまし […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2010年04月 アクセス回数:3,471 コレクティブ・レバーの拘束 上級准尉になったばかりだった私は、UH-60ブラック・ホークのインストラクター・パイロットとして勤務していました。 私の所属する飛行大隊は、FTX(field training exercise, 実動訓練)を支援するため、ブラック・ホーク10機を使用した […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2009年12月 アクセス回数:3,004 TSAS(触覚状況認識システム) 最近発生したある航空事故を調査した結果、SD(Spatial Disorientation, 空間識失調)による航空事故は、いかなる飛行部隊においても発生しうることが改めて明らかになった。残念なことに、これまで数多くのトップクラスの操縦士がSDの犠牲になっ […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2009年08月 アクセス回数:4,207 ある機付長の遺言 ずいぶん昔のことになりますが、私はドイツのナリゲン・バラックスにあった第48航空中隊に特技兵4(スペシャリスト4)として勤務していました。「タンゴ」と呼ばれるブラック・ホークの整備特技(67T)を取得したばかりの新米整備員だった私は、機付長として飛行小隊に […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2009年04月 アクセス回数:3,645 ダストオフ!(海上における救助活動) 第3-2GSAB(General Support Aviation Battalion,全般支援航空大隊)C中隊に 所属する2機のUH-60Aは、朝鮮西海岸沖の航空戦闘訓練地域Aにおいて、陸軍航空で最も厳しい訓練のひとつであるOWPR(0verwater […] 出典:Knowledge, U.S. Army Combat Readiness Center 2008年05月 アクセス回数:3,259 アップル・ゼリーによるフレーム・アウト 「採取した燃料サンプルに異常はないか?」これは、操縦士であれば誰でも、飛行前点検を始める前に機付長に問いかける言葉である。しかしながら、私の場合は燃料サンプルの通り一遍の点検をするのがせいぜいで、時には機付長がサンプルを採取したかどうかを確認するだけの場合 […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness Center 2008年04月 アクセス回数:3,895 « 前へ 1 2 3 4 5 6 次へ »