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陸軍航空の情報センター

不安全発生状況

不安全報告ツールによる報告に基づく情報(2022年11月17日現在)

29949 件名:航空サバイバル訓練センターでの訓練飛行において、OGEホバリング中にギアボックス温度注意灯が点灯

発生状況:機種転換訓練のためOGEホバリング中、ギアボックス温度注意灯が点灯した。搭乗員が、機体を前進させたところ、注意灯が消灯した。OGEホバリングを再開したところ、約10分後にギアボックス温度警報灯が再点灯した。搭乗員は、エプロン進入し、安全に着陸した。

29948 件名:AH-64Eユーティリティ・ハイドロ・バイパス注意灯が点灯

発生状況:AH-64Eで30 mmガンの射撃において、ダイブからのリカバリー中、EUFD(Electronic Up Front Display)にユーティリティ・ハイドロ・バイパス注意灯が点灯した。搭乗員は、水平飛行に移行し、異状なく基地に帰投した。フィルターに不具合が発見された。

29940 件名:エンジン停止後、試験飛行操縦士がNo.2エンジンのFODスクリーンに吸収パッドが挟まっているのを発見

発生状況:UH-60L(T701Cエンジン)のNo.2エンジンのCサンプにオイル漏れが発見された。機体からエンジンが取り下ろされ、シールの交換が行われた。契約社員が、取り下ろされているエンジンにインレット・プロテックション・スクリーンを取り付けた。プロテクション・スクリーンを取り付け中に、吸収パッドがスクリーンとエンジン入口の間に挟まった。当該エンジンは機体に搭載され、整備作業後の検査が行われた。当該契約社員、検査員、検査官および軍関係者 (クルー・チーフおよび試験飛行操縦士を含む) のいずれも、試運転が始まる前に当該FODを発見できなかった。試運転において、エンジンからのオイル、エアおよび燃料の漏れを点検している間に、クルー・チーフが当該FODを発見し、試験飛行操縦士にエンジン停止の合図を送った。試験飛行操縦士は、直ちにエンジンを停止した。ボアスコープ点検が実施されるまで、当該機は飛行停止となった。ボアスコープ点検の結果、エンジンにFODによる損傷がないことが確認された。

29936 件名:飛行前点検中、SM(system manager, システム管理担当者)がHH-60Mのスタビレーターに2つの小さな穴を発見

発生状況:1700頃、実動演習中にシステム管理担当者がHH-60Mの飛行前点検を行っていた。スタビレーターに小物体が貫通した直径約1/3インチの穴が2ヵ所空いているのを発見した。穴が空いた原因は、特定できなかった。損傷個所は、修理可能な領域にあった。修理費の総額は、1,565ドルであった。

29810 件名:RQ7-B (V-2) がネット・ランディング

発生状況:当該機は、グライド・スロープに沿って上昇/下降するため、エンジンのスロットルを調節していた。接地点の約350フィート手前で、グライド・スロープよりも高度が下がった。当該機は、スロットルを上げ始めるたが、エンジン停止信号を受信し、スロットルを閉じた。その時、ほとんど無風の状態から9〜10ノットの向かい風まで変化するガストが発生していた。スロットルが全開になったのと、前方からの突風を受けたことで、機体の揚力が増加し、予定していた接地点から約230フィート超えたところに着陸した。機体は、最初のペンダントの手前約10~15フィートのところに接地し、バウンドして、両方のペンダントを超えて、ネット・ランディングした。ネット・ランディング時の点検を行ったが、機体の損傷は、最初に滑走路上でバウンドした際に生じたプロペラ1枚の破損のみであった。

29742 件名:CH-47Fの地上試運転中、ジェネレーター電流計に10アンペアを超える針割れが発生。No.1ジェネレーターは40~45、No.2ジェネレーターは10アンペアを指示

発生状況:搭乗員訓練マニュアルに示された飛行訓練の準備において、地上試運転を実施中、搭乗員は、ジェネレーター電流計のNo.1およびNo.2ジェネレーターの間に10アンペアを超える針割れが生じているのを発見した。搭乗員は、機体を異状なくシャットダウンした。

29697 件名:航空機のエンジン・ベイでFODを発見

発生状況:飛行前点検を実施中、機付整備員が複合材修理キットの吸盤がNo.1エンジンのエンジン・オイル・キャップの上にあるのを発見した。当該機付整備員および2名のパイロットに見過ごされたまま、5時間以上の飛行が行われていた。その間の点検は、すべて飛行前の昼間に行われていた。現時点では、エンジンの損傷は発見されていない。FODが発見された後、当該機は、完全な検査が完了するまで飛行停止となった。

29695 件名:地域攻撃兵器システムの不時発射

発生状況、当該副操縦士は、戦車揚陸艦での訓練を実施中、誤った方のガンを選択(アクチベート)し、反対側のトリガーを引いたため、1番機が2番機の照準線の前方を通り過ぎる直前に、10発の弾丸が発射された。当該事案が発生するまでの間に、当該副操縦士が不適切な操作を行っていることを示す複数の兆候があった。ビデオ映像により、弾丸は地面に着弾したと判断された。

29474 件名:第1段エンジン・コンプレッサー・ブレードに微小なニック(傷)を発見

発生状況:CH-47Fヘリコプターの飛行前点検において、機長が第1段エンジン・コンプレッサー・ブレードに小さなニックおよびベンドを発見した。詳細な検査が終了するまで、当該機は非可動となった。ニックおよびベンドの原因は不明。

29454 件名:UH-60の地上搬送(トーイング)を実施中、メイン・ローター・ブレードのチップ・キャップが格納庫のドアに接触

発生状況:けん引車のドライバー、コックピット内のブレーキ操作員、ブレード監視員のいずれもが、ドアの開いた格納庫内に機体をトーイングする際に、障害物に対する十分な注意を払っていなかった。ブレード監視員は、格納庫内に放置されていた地上支援器材(部隊SOPでは、格納庫内への地上支援器材の保管は禁止されていた)に気を取られ、反対側のブレードを監視できていなかかった。衝突した機体のメイン・ローター・ブレードは、扉の開いたハンガー内に進入する際に、障害物と接触しやすく、側方監視員から翼端が視認できないような位置で停止したままであった。破損したチップ・キャップの修理および履歴簿への記載が完了した後、当該機は運航に復帰した。

29402 件名:バード ストライク

発生状況:飛行後点検において、C12Uの右主翼の内部に異物が発見された。搭乗員は、飛行中に物体と衝突した兆候を感じられなかった。バード・ストライク時の整備作業を行ったが、機体に損傷は発見されなかった。分析のためバード・ストライク報告書を提出した。

                               

出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年12月

翻訳:影本賢治, アビエーション・アセット管理人

備考:本記事の翻訳・掲載については、出典元の承認を得ています。

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