EMOTORAD XPLORERにバッテリーを増設
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愛用のXPLORER(電動アシスト・ファットバイク)にバッテリーを増設しました。
増設の理由
バッテリーを増設した理由は次の2つです。
- バッテリーの取り外し・取り付けを簡単にする。
冬の旭川のように気温が下がるところでは、家の外での充電ができません。XPLORERの内蔵式バッテリーの取り外しは、車体を折りたたまなければならないので、大変面倒です。 - 航続距離を伸ばす。
XPLORERのカタログでは、航続距離が120kmとなっていますが、それは平坦な道の場合です。上りがあると半分近くまで短くなってしまいますので、旭川から海を見に行くことができません。
増設の要領
増設は次のように行うことにしました。
- バッテリーの切り替えは、コネクターの差し替えで行う。
2つのバッテリーから同時に電力を供給する必要はないので、アイソレーターは不要です。また、長距離走行時以外は取り外しが簡単な増設バッテリーしか載せないので、セレクター・スイッチなども不要です。 - バッテリーは、フレームに直付けする。
リア・キャリアに載せるという方法もありますが、見た目を良くしたかったし、配線の長さを短くしたかったので、フレームに接着剤で固定することにしました。(フレームの内側と内蔵バッテリーの間にすき間がないので、ナッターは使えません。)
材料
必要な材料は次のとおりです。一番苦労したのは、適当な配線とコネクタを見つけることでした。
- バッテリーおよびベース・プレート
https://amzn.to/4jwXTRn - 配線(シリコン・ワイヤー、12AWG)
https://amzn.to/40Tjtbq - コネクタ(T型 2P)
https://amzn.to/40YJXII - 熱収縮チューブ(10mm、14mm)
https://amzn.to/3CztCR7
https://amzn.to/3Q02i1A - 結束バンド
https://amzn.to/4hDCeoJ - ゴムホールプラグ(内蔵バッテリーを搭載しない場合に穴を塞ぎます。)
https://amzn.to/3EN8aJb
https://amzn.to/4k3lhGe - 接着剤(ベース・プレートの固定に使用します。)
https://amzn.to/3CzuhSB
取り付け方法
材料さえ揃えば、取り付けに難しいことはありません。どこをどうつなぐかは、実物の配線を見れば誰でも分かると思います。注意しなければならないこと(私が失敗したこと)は、次のとおりです。
- コネクタは、バッテリー用のもの(端子がはんだ付けの面接触タイプのもの)である必要があります(いい加減なものだと抵抗で電圧降下が発生します)。
- 配線は、十分な太さのものである必要があります(いい加減なものだと抵抗で電圧降下が発生します)。
- T型の2Pコネクタを使用すれば、既存のコネクタにそのまま接続可能なので、配線に手を加える必要はありません(いい加減なコネクタを使おうとして切断してしまいました)。
- 既存の配線を切断する場合は、コントローラー側の配線にもコンデンサーの電圧がかかっていますので、ショートさせると放電します(びっくりしちゃいました)。
- ハンダ付けはとにかくガッチリやらないと、振動で外れます(既存のコネクタには、これでもかってくらいハンダが盛ってありました)。
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発行:Aviation Assets 2025年01月
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