第25戦闘旅団のパイロットがブロークン・ウィング賞を受賞
11月27日、第25歩兵師団の2名のパイロットが、アーミー・アビエーション・ブロークン・ウィング賞を受賞した。これは、2006年2月23日、ハワイのポホコロア訓練場において、第25戦闘航空旅団のデービス大尉とヒュィトン上級准尉が、致命的損傷を受けたOH-58Dカイオワ・ウォーリアを無事に着陸させたことに関し、その功績が認められたものである。
第6騎兵連隊第2飛行大隊B部隊長のデービス大尉と、大隊安全将校のヒュィトン上級准尉は、OH-58Dによるロケット弾発射を訓練していた。3発目までのロケット弾は、何の問題もなく発射され、目標に命中したが、最終ロケット弾を発射した直後、大きな振動と揺れが始まった。
地形が錯雑していたため、メイン・ローターの直径に対して4フィートしか余裕がない場所に不時着しなければならなかったが、2名の操縦士は、相互に協力し合いながら迅速に対応し、無事に着陸することに成功した。
デービス大尉は、「我々2人の操縦士が、指揮関係を明確にしたチームとして有効に機能できたことが、着陸成功の最大の要因である。」と語った。また、第25戦闘航空旅団長ベル大佐は、「写真を見れば明らかなとおり、今回の損傷は最悪の結果をもたらす可能性があった。2人のパイロットが着陸に成功できたのは、基本・基礎を忘れず、相互に信頼・協力していたために他ならない。」と語った。
ダニエル・バールは、イラク国ティクリットに所在する第25戦闘航空旅団所属の広報写真担当下士官である。
出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2006年12月
翻訳:影本賢治, アビエーション・アセット
備考:本記事の翻訳・掲載については、出典元の承認を得ています。
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