Army Aviation誌の紹介
Army Aviationとは
Army Aviation誌は、米国陸軍航空の将兵及びその家族の支援を目的として1957年に設立されたU.S. Army Aviation Association of America(AAAA, 米国陸軍航空協会)の公式出版物です。この雑誌は、軍事関係者の現在及び将来のリーダーに米国陸軍航空の分野に関連するニュースや装備品開発情報を提供することを目的としています。
年に10回発行されるArmy Aviation誌は、陸軍高官、陸軍航空職種長や陸軍航空を形成する操縦士、整備員、教官、開発要員などの記事を掲載しています。その内容には、陸軍航空における特定の開発プログラムに関するものに加えて、主要な機関および世界中の運用部隊などに関する事項が含まれています。
Army Aviation誌との出会いからAviation Assetsへの掲載まで
平成17年ころ、米陸軍のUH-60修理課程に留学した際の同期生が、帰国後、この雑誌を購読しており、それを見せてくれたのがこの雑誌との出会いです。すぐにこの雑誌を発行している米陸軍航空協会(Army Aviation Association of America, AAAA)の会員となり、その購読を始めました。
平成18年4月にARMY AVIATIONの出版者であるWilliam R. Harris, Jr.氏から、陸上航空誌への翻訳・掲載の許可を頂きました。そのうえで、陸上自衛隊航空科職種の機関誌である「陸上航空」にArmy Aviation誌の記事を翻訳して投稿するようになりました。
平成22年にARMY AVIATIONの編集長であるBill Harris氏から「日本の陸上自衛隊に関する記事を投稿してはどうか」という提案があり、平成24年2月に陸上自衛隊東北方面航空隊長の荒関1佐(当時)が書かれた「東日本大震災災害派遣活動に参加して」を英文に翻訳し、投稿しました。
平成28年9月には、ARMY AVIATIONの出版者であるJoe Pisano氏から、ウェブサイトAviation Assetsへの翻訳・掲載について、改めて許可を頂きました。
平成29年4月から、Aviation Assetsへの翻訳・掲載を開始し、現在に至っています。なお、平成29年5月に陸上航空委員会委員長から「即応体制の柱としての装備」などの投稿により「陸上航空優秀賞」を頂きました。
Army Aviationの翻訳
Risk Management誌やFlightfax誌に比べて、記事が長文で、難しい言葉や言い回しが多いので、翻訳には苦労しています。Aviation Assetsには、1週間ごとにArmy Aviation、Risk Management、Flightfaxを順番で翻訳するようにしているのですが、Army Aviationの順番が回ってくると少し憂鬱になります。
でも、Army Aviationには陸軍航空の将来に関わる貴重な記事が多いので、頑張って翻訳し続けたいと思っています。
発行:Aviation Assets
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