AVIATION ASSETS

陸軍航空の情報センター

北朝鮮拉致被害者救出に向けた活動

予備役ブルーリボンの会の会員として、北朝鮮拉致被害者の救出にむけた活動を行っています。

拉致被害者の救出には、オスプレイが活用できます。

1980年、アメリカ軍は、イランのテヘランにあるアメリカ大使館から人質となった国民を救出する「イーグル・クロー作戦」を行いました。この作戦には垂直離着陸ができるヘリコプターが不可欠でしたが、航続距離が短いため、途中に燃料補給地点を設けなければなりませんでした。その燃料補給地点となった「デザート・ワン」で、ヘリコプターが燃料輸送機に衝突する事故が発生し、作戦は完全な失敗に終わりました。

アメリカ軍は、より高速でより長距離を飛行できる垂直離着陸機が必要だと考えるようになりました。そこで開発されたのがティルトローター機であるオスプレイだったのです。

真ん中の青い円は、陸上自衛隊が保有するCH-47JAチヌークというヘリコプターの行動半径です。その外側の赤い円は、アメリカ海兵隊のMV-22オスプレイの行動半径です。一番外側のオレンジの円は、海兵隊のオスプレイが空中給油を1回行った場合の行動半径で、北朝鮮の全域をカバーしています。陸上自衛隊が装備するオスプレイは、燃料タンクが増設されており、これよりも1割以上「行動半径」が広くなっています。また、オスプレイは、その距離をヘリコプターの約半分の時間で飛行できる「高速性能」も有しています。

オスプレイならば、「一夜のうちに」北朝鮮まで「一挙に」飛行して人質を救出し、そのまま日本まで連れて帰ることができるのです。

現時点では14機のオスプレイが装備されており、最終的には17機が装備されることになっています。隊員たちは、オスプレイの性能と安全性に自信と誇りを持ち、その「戦力化」に向けて懸命に努力しています。機体は、陸上自衛隊専用の無線機の搭載などの改修が行われた「最新型」です。

木更津駐屯地の近くにある習志野駐屯地には、拉致被害者救出作戦の主体になるであろう「特殊作戦群」が駐屯しています。当然のことながら、協同訓練を実施して、いかなる任務にも対応できる「即応体制の整備」に努めているに違いありません。

「オスプレイの日本への配備」が拉致被害者救出の早期実現に貢献することを願っています。


YouTubeへの出演

予備役ブルーリボンの会の会員としてYouTubeに出演させていただきました。

公演等への出演

「めぐみへの誓い」上演会 in 旭川において、トークショーに出演させていただきました。

「第22回予備役ブルーリボンの会シンポジウム」に参加させていただきました。

拉致問題に関わる小説・漫画リスト

           

発行:Aviation Assets 2022年04月

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