簿記初級に合格しました
お金の計算なんて、全く興味がなかったし、今も興味がありません。しかし、自衛隊を退職してから経理のお手伝いみたいな仕事をさせてもらって、少しばかり仕訳のことが分かってきました。このままでは、もったいない気がしたので、簿記初級に挑戦し、合格することができました。
周囲の方からは、「初級なんて、(就職などの)役に立たない」、「どうせ取るなら3級」などと言われましたが、特に役に立たせようという意識もなかったので、お手軽な初級に挑戦することにしました。
試験準備のために購入したのは、次の2冊です。
1冊目は、沢田勝義著「はじめての人の簿記入門塾」です。表紙に「一番わかりやすい本を書きました」と書かれているとおり、漫画を使い、初心者が分かりにくい部分を重点的に扱い、問題を解きながら覚えられる本です。特に参考になったのは、「仕訳は理屈じゃない、とにかく覚えよう!」ということです。すべてが理屈から始まる技術の世界とは全く違うアプローチに、最初は戸惑ってしまいましたが、実際に勉強してみて、全くそのとおりだと思いました。これは、今まで経験のしたことのない感覚です。
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2冊目は、滝澤ななみ著「スッキリわかる日商簿記初級」です。こちらは、初級を受験するためのテキストと問題集を合わせたものになっています。まずは、初級の試験がどういうものなのか、どういった勉強法が良いのかについて、詳しい説明があります。そして、初心者にとって一番難しい仕訳の部分がたっぷりと説明されています。このテキストのとおりに勉強すれば、初級合格に必要な知識が必ず身につく内容になっています。また、模擬試験をダウンロードして、実際にパソコンで問題を解くことができるので、試験準備を万端に整えることができます。
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私の場合は、昼休みに毎日10分~20分、2ヵ月位勉強して受験しましたが、満点で合格できました。それ位、やさしい試験なのですが、飛行機と自衛隊のことしか知らない私にとっては、勉強していなかったら絶対に合格できなかった試験です。文豪ゲーテは、「簿記こそ、人間の精神が生んだもっとも美しいものの1つである」と述べているそうです。なんでこれが左で、なんでこれが右なのか、全然理屈が分からないのに、計算してみるとスッキリと理屈があう、そういう不思議な美しさを持つ仕訳の世界を垣間見れたことは、大きな収穫でした。
発行:Aviation Assets
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2件のコメント
合格おめでとうございます。
友人の方の「最低3級」というのはよく言われますが、そもそも簿記という概念を知っているか否かで経理の議論のレベル…レベルどころかそもそも議論が出来るか、出来ないかまで変わるのでとても大事な概念だと思います。
そしてお仕事を辞められてからも勉強されるというのは素晴らしいですね!
現在30歳で学生の立場なのですが、身を引き締められる思いです。
そのとおりですね。これからも、チャンスがあれば、いろんなことに挑戦してみたいと思います。
30歳の時に、このことに気づいていれば、ちょっと違った人生だったかも知れません。