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陸軍航空の情報センター

無人機について知ろう-ピューマ

ピューマ(Puma)は、大隊以下の機動部隊の組織的な偵察要求を具現するように設計された、手持ちで発射される小型無人機システムです。人員で持ち運びが可能で、訓練を受けた2名の操縦員によって運用されます。移動する標的を自動的に追跡し、「フォロー・ミー(自分を追跡)」モードでの運用能力を提供することで機動作戦を支援します。センサーはジンバル式で、EO(電子工学)、IR(赤外線)、および照明機能を同時に提供します。雨や海水を含む幅広い環境で運用できるようになっています。

ピューマは、全環境対応( All Environment Capable Variant, AECV)能力を有し、陸上および海上のいずれの作戦においても使用できます。淡水や塩水、陸上に着陸可能で、前線に展開された戦術部隊のそれぞれのニーズに合わせてミッションを調整する柔軟性を有しています。携帯型の偵察システムであり、過酷な環境での使用を想定して設計されており、発射や回収作業に補助機器を必要としない、高い信頼性を持っています。電動で自律的に動作し、ジンバル式のセンサーシステムを搭載しています。 電子光学センサーと赤外線センサー、そしてIR照明装置が1つのモジュール式ジンバルペイロードに組み込まれており、「アイズ・オン・ターゲット(目標を常に監視)」することを可能にします。

ピューマ・システムは、機動大隊に昼夜を問わない偵察および監視能力を提供するとともに、その防護能力を大幅に強化します。

                               

出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2013年09月

翻訳:影本賢治, アビエーション・アセット管理人

備考:本記事の翻訳・掲載については、出典元の承認を得ています。

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