FLIGHTFAX 米陸軍戦闘即応センター(U.S. Army Combat Readiness Center)が発行している、航空安全に関するオンライン雑誌です。各号の記事の中から選んだ記事を翻訳しています。 今まで見た中で一番高い高圧線 1990年8月初旬(訳者注:イラク軍のクウェート侵攻と同時期)、私は米国内の転属に伴い、新しい隊長のもとに出頭しました。しかしながら、私が米国に滞在できる期間は、そう長くありませんでした。なぜならば、出頭したそのときに隊長から、近々クウェートへ出発するので […] 出典:FLIGHTFAX, April 2005, U.S. Army Safety Center 2005年04月 アクセス回数:2,170 IIMCからの復帰訓練 IIMC(inadvertent instrument meteorological conditions:予期していなかった天候急変等による計器飛行状態)に遭遇しないようにする最善の方法は、VFR(visual flight rules:有視界飛行方式) […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Safety Center 2004年11月 アクセス回数:2,771 カウボーイを探し出せ 元事故調査担当者である私は、通称「カウボーイ」と呼ばれる危険なパイロットが周りにいないか、常に気をつけている。カウボーイであるかどうかは、年齢や性別、人種、階級、地位では判別できない。カウボーイは、あなたの部隊にもいるかも知れないし、指揮官や運用幹部、教官 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Safety Center 2004年11月 アクセス回数:2,381 「IMCに入ってしまった!」 陸軍の回転翼機パイロットにとって、これ以上に不安を引き起こす言葉はないと言ってよいでしょう。パイロットのレベル(熟練者、教官、計器飛行検査官、機長、または初心者)のいかんにかかわらず、雲に突然入ってしまうことは、計画されたIFR(instrument fl […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2002年09月 アクセス回数:446 緊急脱出-間違いが許されない状況での生死にかかわる問題 あなたが同乗しているブラックホークが墜落した場合を考えてみてください。真っ黒な、刺激臭のある煙に突然包まれます。オレンジ色の炎が激しさを増し、機体の右下方向からの熱が強くなっていきます。 これから説明するのは、墜落した機体のキャビンに搭乗していたある同乗者 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2002年03月 アクセス回数:2,601 UH-60のデュアル・エンジン・ロールバック UH-60にはDER(dual engine rollback, デュアル・エンジン・ロールバック, 両エンジンの非過渡的な回転数低下)という事象が発生することが知られていますが、誤解されている場合も多いようです。この記事では、この現象に関するこれまでの経 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 1999年05月 アクセス回数:3,754 間違ったエンジンのシャット・ダウン ある晴れた夜、2機のUH-60ブラックホークが海岸線に沿って海上を飛行していた。飛行開始から約15分後、2番機の搭乗員から長機に緊急無線が発せられた。「おい、No.2エンジンから火が出ているぞ!」2番機の搭乗員たちがどうすることもできずに見守る中、長機は、 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Safety Center 1997年06月 アクセス回数:11,554 燃料補給中の火災事故からの生還 機長:「中尉、着陸前点検をやろう」 副操縦士:「ちょって待ってください。チェックリストを準備します。OKです。ウエポン・システム:セーフ」 機長:「セーフおよびオフ確認」 副操縦士:「テール・ホイール:ロック」 機長:「ロック確認」 副操縦士:「パーキング […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 1995年02月 アクセス回数:3,972 適切な整備を行うために パイロットの能力は操縦している機体の能力で決まり、その機体の能力は整備する隊員の能力で決まる。 整備に関連する航空事故の原因には、2つしかない。誰かが職務を怠ったか、正しく遂行しなかったかのどちらかである。一部の例外を除き、整備ミスは防ぎうるものであり、許 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 1991年01月 アクセス回数:1,452 航空事故回顧ーUH-60試験飛行中の事故 事故の概要事故の概要 当該UH-60は、整備確認試験飛行を実施していた。飛行中、安全回り止めの処置が行われていないメイン・ローター・ピッチ・チェンジ・ロッドのリテンション・ボルトが振動を始めた。ピッチ・チェンジ・ロッドの上部が外れ、メイン・ローター・システ […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 1984年09月 アクセス回数:4,649 T53-L-13BエンジンにおけるP1マルチプライヤ・コネクタの不具合 1971年以来、T53-L-13Bエンジンを搭載したヘリコプターにおいて、P1(コンプレッサー入口圧力)マルチプライヤ(乗算器)・コネクタの不具合が12件発生している。そのうちの6件は、航空事故を発生させてしまった。高度や時間の余裕がなかったため、ガバナ( […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 1976年12月 アクセス回数:1,717 ホワイトアウト状況下での着陸における事故 事故発生状況 当該機の機長は、0625にエンジンを始動し、じ後は予備機として待機する予定であった。副操縦士が誰かも聞いていなかったし、LZ(landing zone, 降着地域)に関するブリーフィングも受けていなかった。 0545に副操縦士と合流し、UH- […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 1974年10月 アクセス回数:2,471 « 前へ 1 2 3 4 5 6