RISK MANAGEMENT MAGAZINE 米陸軍戦闘即応センター(U.S. Army Combat Readiness Center)が発行している、航空・地上安全に関するオンライン雑誌です。航空関連記事の中から選んだ記事を翻訳しています。 UH-72Aでのセットリング・ウィズ・パワーおよびバーディゴ 事案の概要 当該UH-72Aの任務は、メキシコとの国境沿いを監視し、アメリカ陸軍と税関・国境警備局との共同作戦を支援することであった。当該機の搭乗員は、現地時間2200に集合し、運用作戦計画の作成および搭乗員ブリーフィングを完了した。当該機は、0000頃に […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年03月 アクセス回数:1,658 予期せぬブラウンアウト状態からの脱出 執筆者注:2021年5月、私の所属する州兵部隊は、バージニア州フォート・ピケットで年次演習を実施していた。私に与えられた役割は、NVG(night vision goggle, 暗視眼鏡)を使用する、UH-60Mによる夜間の編隊空中機動任務の計画および実施 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年02月 アクセス回数:1,409 斜面着陸訓練中のスタビレーター損傷 「ゴー・アラウンド!」「ゴー・アラウンド!」「ゴー・アラウンド!」スタビレーターが地面に接触する前に、この言葉が発せられていれば、この事故は防げたはずでした。幸運だったのは、機体に軽微な損傷が生じただけで、搭乗員には負傷者がなかったことでした。これから紹介 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年02月 アクセス回数:1,773 ルーチンワークに潜むリスク 海外派遣中の飛行隊パイロットであっても、日々の業務がルーチンワークになってしまう場合があります。任務を遂行するにあたって、最終目標の達成に必要な手順を完全には説明できないことも少なくないのです。一例として、歯磨きを考えてみましょう。朝に歯を磨いたことは覚え […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年02月 アクセス回数:1,950 送電線への異常接近 当時、上級准尉3であった私は、UH-60L空中機動中隊の試験飛行操縦士として、東ヨーロッパのある国に派遣されていました。その中隊は、航空無事故の状態で、派遣期間の半ばを超えていました。まあ、少なくともそれまでは、ということですが... その日、夜遅くにNV […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年01月 アクセス回数:1,552 着氷(アイシング)による背面飛行 UH-60パイロットとしてイラクの自由作戦および不朽の自由作戦に派遣されたのち、RC-12固定翼機の教官操縦士の資格を得た私は、引き続き陸軍航空パイロットとして勤務していました。パイロットであれば誰でもするおとですが、着氷や、それに関連する事象について、多 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年01月 アクセス回数:2,551 着氷によるトルク、高度および対気速度の低下 その冬、私の部隊は、旧ユーゴスラビアの紛争勢力が署名したデイトン合意の監視を任務とする部隊に対し、患者後送支援を実施するように命ぜられました。3機のUH-60Aブラックホークで編隊を構成して、ドイツのラントシュトゥール陸軍ヘリポートを離陸し、ミュンヘンで燃 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年12月 アクセス回数:1,821 雪中飛行 それは10月のある日のことであった。パイロットたちがブリーフィングに参加するため、クロアチアからボスニアの上級司令部までの飛行任務を行うことになった。ボスニアまでの飛行は恒常的に行われていたが、今回の飛行がいつもと違っていたのは降雪中の飛行であることだった […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年11月 アクセス回数:2,012 砕氷船 機長と私は、韓国のハンフリーズ基地の南20マイルにあるLZ(landing zone, 降着地域)エルボーでNVG(night vision goggle, 暗視眼鏡)を使用した超低空飛行訓練を行っていました。LZエルボーは、南側と西側が凍結した湖に接して […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年11月 アクセス回数:1,389 ブッシュ(灌木)の上への着陸 2017年の夏、私の部隊は、その翌年に控えていた海外派遣に備えるため、カリフォルニア州フォート・アーウィンのナショナル・トレーニング・センターでの訓練に参加していました。私にとって、実際の砂塵の中で離陸、飛行および着陸するのは、操縦課程を卒業して初めてのこ […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年10月 アクセス回数:1,869 航空整備訓練プログラムの完全施行について 航空整備は、航空科部隊の飛行任務遂行能力および地上部隊に対する戦闘および戦務支援能力を直接左右する重要な要素である。航空整備の瑕疵は、航空機等の性能および信頼性に重大な影響を及ぼし、任務の遂行を困難にするからである。また、航空機等による攻撃、輸送、偵察およ […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年10月 アクセス回数:1,406 シンチレーション(ビデオノイズ)の発生したNVGでのDVE飛行 任務 カリフォルニア州陸軍州兵のパイロットは、フォート・アーウィンのナショナル・トレーニング・センターで訓練中の部隊を支援することが少なくありません。ある年の訓練期間中にも、訓練中の特殊作戦部隊から航空支援の依頼を受けました。その支援は、演習場内の3つの場 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年09月 アクセス回数:1,762 ウォークアラウンドは自ら行え その頃、ブラックホークのクルーチーフだった私は、ある患者後送チームの一員として勤務していました。それは、イラク東部での美しい朝のことでした。その日の最初の任務に備えるため、機体に向かうと、ちょうど太陽が上り始めたところでした。私は、飛行前点検を準備するため […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年08月 アクセス回数:2,294 コリジョン・コース 空中機動の直接支援においては、詳細な計画を作成し、それを実行することが求められます。目的地と到着時刻は、あらかじめ定められています。搭載する装備品等の重量や種類も分かっているし、それをどこに卸下するのかも分かっています。関係者全員が使用する無線周波数や通信 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年08月 アクセス回数:1,254 盲目状態での飛行 クルー・チーフが「砂塵を巻き上げています!」と叫んだと同時に、私は地面を見失った。それは、現地時間2200頃、アフガニスタン西部のファラー州でのことであった。私は、患者後送機の護衛任務を付与された1番機(UH-60L)の機長(PC)であった。当時、私の機長 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年07月 アクセス回数:1,812 クルー・ミックス(搭乗員の組み合わせ)の重要性 OH-58Dのパイロットとして、イラクのキャンプ・タージの第17騎兵連隊第6飛行隊ブラックフット部隊に配属されていた私は、バグダッド、バラド、ラマディ、アルアサドおよびその近郊において、さまざまな任務を遂行していました。搭乗員たちは、飛行計画の作成が完了し […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年07月 アクセス回数:2,009 空域の競合回避 任務部隊「アウトフロント」の管轄下にあったカンダハール空軍基地で航空安全担当将校を勤めていた私は、機長および空中部隊指揮官として、アフガニスタンのカンダハール州から発せられた数多くの交戦報告に対応し、150以上の戦闘任務を遂行していました。その間に、旅団内 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年06月 アクセス回数:1,045 効果的な意思疎通ができているか? H-60ブラックホークに最近発生した4件の事故(カリフォルニア州サンクレメンテ島、サウジアラビアのティアン島(多国籍軍監視団)、ニューヨーク州メンドン、アイダホ州ダンスキン山脈)には、いくつかの共通点が見られる。第1に、4件の事故すべてにおいて、複数の死者 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年04月 アクセス回数:1,410 心身状態の把握 自分が所属する部隊の他の隊員の疲労やライフイベントなど、その心身の状態を把握することの重要性を理解できていますか? 私はできています。そのきっかけとなった、あるできごとについてお話ししましょう。 それは、イラクでの典型的な一日でした。少なくと […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年04月 アクセス回数:2,243 意図的な降下? かなり前のことですが、NVG飛行中に大失敗をしたことがあります。アリゾナ州ツーソン郊外の西部陸軍航空訓練機関(Western Army Aviation Training Site)のAH-64A教官操縦士課程を修了したばかりだった私は、操縦以外の教育課程 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年03月 アクセス回数:2,183 間違った番号の入力 その日、機長として初めて飛行する私は、少し興奮していたし、緊張してもいました。その飛行は、私の部隊がある陸軍基地(クラスD空域を管理する民間飛行場と同じ場所にある)から離陸し、部隊の訓練地域を経由して、その近くのクラスCの民間空港に進入し、帰投するという、 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年02月 アクセス回数:2,019 30セントのワッシャがもたらした不安全 イラクのバラドで行われたその任務は、いつもの夜と同じように始まりました。それは、いつもと同じような任務、同じような時程、同じような飛行前点検でした。副操縦士と私は、バグダッド上空で地上支援任務を行う2機のアパッチ編隊の僚機として飛行する予定でした。機体に不 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年01月 アクセス回数:2,271 着氷(アイシング)とは、友達になれません 操縦課程を約1年前に卒業したばかりの私は、ある地方空港で、ある教官操縦士といっしょに計器気象状態(instrument meteorological condition,IMC)の訓練を行っていました。季節は春先で、天気は曇り、気温は氷点下でした。飛行前の […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2021年01月 アクセス回数:2,513 誰が操縦しているのか? パイロットとしての資格を得た私は、その頃始まったばかりの東部方面軍(Regional Command East)の作戦に参加していました。そこでの任務は、私にとって、興奮と緊張に満ちたものでした。2回目の飛行試験でレディネス・レベル3から2への昇格が認めら […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2020年12月 アクセス回数:1,302 安全の大切さを理解した時 後期課程を卒業したばかりの新兵は、安全のことなんて何も考えていないものです。私が陸軍に入隊したのは、10年間、民間人として働いた後のことでした。建設現場で働いていた私は、壁伝いに歩いたり、足場を上ったり、屋根板を貼ったりというような作業を行っていましたが、 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2020年11月 アクセス回数:1,371 « 前へ 1 2 3 4 5 6 7 次へ »