ARMY AVIATION 米陸軍航空職種の部外機関であるArmy Aviation Association of America(AAAA)が発行している、陸軍航空全般に関する月刊誌です。各号の記事の中から選んだ記事を翻訳しています。 テクニカルトーク:継続的耐空性 この記事は、耐空性の基本的原則に関する連載記事の最終回です。 前回までの2つの記事では、航空システムの設計が航空機に適用される適切な軍用「建築基準」要求に従っていることを確保する設計承認と、「実際に製造された」システムが承認された設計に適合していることを確 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2024年07月 アクセス回数:2790 陸軍航空殿堂: ハミルトン・ホーキンス・ハウズ将軍 ハミルトン・ハウズは、1908年12月21日にニューヨーク州ウエスト・ポイントで、アメリカ陸軍士官学校長ロバート・リー・ハウズの息子として生まれた(*1) 。 兄弟にロバート・リー・ハウズ・ジュニア少将がいる。ハミルトン・ハウズは、1930年にウエスト・ポ […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2024年07月 アクセス回数:1,1350 テクニカルトーク:製造承認 先月号のテクニカルトークでは、健全な耐空性プログラムの基盤となる設計承認に焦点を当てました。今月号は製造承認について論じますが、これは一言で言えば、「製造された」コンフィギュレーションが「承認された」設計に適合していることを保証するものです。 設計承認にお […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2024年06月 アクセス回数:2480 MH-47GブロックIIの部隊配備-ボトムアップ・ソリューションの有効性 MH-47GブロックIIの初号機が第160特殊作戦航空連隊(空挺)内のある実動大隊に配備されてから2年が経過した。陸軍が装備品の新規導入および改修に際して推進しているトータル・パッケージ・フィールディング(Total Package Fielding, T […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2024年06月 アクセス回数:1,6700 テクニカルトーク:設計承認 耐空性の基本理念に焦点を当てた技術コラムの連載第1回です。 国防総省および陸軍は、耐空性を「承認された運用制限に従い、安全に飛行を達成、維持、完了する航空システム形態が有する特性」と定義しています。この記事では、耐空性の基礎的要素の一つである設計承認を取り […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2024年05月 アクセス回数:2720 計画における風の考慮 添付のポスターはアメリカ陸軍戦闘即応センター(U.S. Army combat readiness center, USRCRC)が少なくとも今世紀に入ってから発行および再発行したものです。ほぼすべてのパイロットが見たことがあるでしょう。「こんなことをやる […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2024年05月 アクセス回数:1,2990 50年前の陸軍航空における女性兵士 軍隊に占める女性の割合は1972年には2%だったが、1992年には5倍以上の11%まで増加した。ただし、すべての軍種において同じように増加したわけではない。1992年の空軍の女性兵士は13%を占めていたのに対し、海兵隊の女性兵士の割合は5%程度に留まってい […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2024年04月 アクセス回数:2,0810 テクニカルトーク:サム・クルーズ博士の遺産(第1部) サム・クルーズ博士は、陸軍のパイロットや整備員が効果的かつ効率的に任務を遂行できるようにするための技術の開発および実証に情熱を注ぎました。 航空設計部局の航空力学部(現在のシステム即応部の一部)の部長であったクルーズ博士は、産業界、政府研究所および航空プロ […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2024年03月 アクセス回数:3870 テクニカルトーク:携帯電話と機内モード 民間旅客機に搭乗する際、なぜ携帯電話を機内モードに設定する必要があるのか疑問に思ったことはありませんか? 搭乗ドアが閉まり、航空機が離陸のために地上滑走を始めた後も、あるいは離陸後でさえ、携帯電話で通話を続けている人を見たことがあるかもしれません。それでも […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2024年02月 アクセス回数:140 テクニカルトーク:ヘリコプターのローターウォッシュとアウトウォッシュ 2012 年、システム即応性部局(Systems Readiness Directorate)の前身である航空設計部局(Aviation Engineering Directorate)は、アメリカ陸軍の駐屯地であるフォート・ カーソンから空力工学に関する […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2024年01月 アクセス回数:2,2410 FVL(Future Vertical Lift, 将来型垂直離着陸機)開発におけるモデルの活用 航空機の開発において、機体設計の安全性、効率性および有効性を確保するためには、モデルの存在が欠かせません。 モデルは、航空機開発の初期構想や設計から試験、検証、継続的な改善に至るまでのさまざまなプロセスにおいて重要な役割を果たしています。計算M&S […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年12月 アクセス回数:1,2230 PEO(航空)におけるMOSAの旅 MOSA( Modular Open Systems Approach, モ ジュラー・オープン・システム・アプローチ)は、これまでも、そしてこれからも陸軍航空の流行語であり続けるに違いない。それは、PEO(航空)(Program Executive Of […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年10月 アクセス回数:1,9760 バード・ストライクの脅威度 耐空性を保証するための要求事項は、設計保証コンセプト(concept of design assurance)に基づいて決定されます。その要求事項が保証する対象には、ソフトウェアの完全性やハードウェアの構造強度だけではなく、環境要因への耐性も含まれています […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年08月 アクセス回数:3,6090 航空機用自己防護装置の現況 PM ASE(Project Management Office, Aircraft Survivability Equipment, 航空機用自己防護装置プロジェクト管理室) プロジェクト・マネージャーに着任して、1年を迎えようとしている。PM ASE […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年07月 アクセス回数:1,5680 リアルタイムの危険見積 ATP 5-19は、「リアルタイムの危険見積」を「作戦、任務などを遂行中に危険状態が生じた場合に行う即時の安全管理手順」と定義しています。 また、国防総省が定めた「事故の人的要因の分類」には、「リアルタイムの安全管理の不適切」という項目があり、「特定の行動 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年06月 アクセス回数:1,2370 アメリカ陸軍航空科職種 アメリカ陸軍航空科職種の誕生から40周年を迎えるにあたり、陸軍航空の過去を振り返るとともに、未来に向けた変革を確認しておきたい。 1983年4月12日、陸軍長官ジョン・O・マーシュ・ジュニアは、陸軍航空を独自の職種とすることを承認した。フォート・ラッカー司 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年05月 アクセス回数:170 2030-2040年の患者後送(CASEVAC) – 陸軍航空の重要な役割 陸軍航空は、大規模戦闘作戦(large-scale combat operations, LSCO)でのCASEVAC(casualty evacuation, 患者後送)で重要な役割を果たすことになる。その将来の紛争における死傷者の発生は、第1次および第 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年03月 アクセス回数:1,9710 FLRAAプログラム・マネージャーからの最新情報:兵器システム開発契約のマイルストーンを達成 アメリカ陸軍は、将来の紛争に対応するため、能力の近代化を進めている。FLRAA(Future Long Range Assault Aircraft, 将来型長距離強襲機)は、次世代の兵士を支援するうえにおいて、重要な役割を果たそうとしている。 2022年 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年02月 アクセス回数:1,2240 テクニカルトーク:新型の航空機用サーキットブレーカ 現在のメカニカル・サーキット・ブレーカーは、数十年も前から使用され続けてきた。ごく最近まで、その代替品はほとんど存在しなかった。 しかしながら、半導体技術の進歩に伴い高速スイッチング動作に対する要求が増大し、成熟した効率的な高速スイッチング半導体技術を利用 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年01月 アクセス回数:100 FVLを見据えたDVE対策 陸軍の次世代ヘリコプターを操縦するパイロットは、新たな脅威に直面せざるを得ない。将来の作戦においては、敵の高度な防空システムを潜り抜けながら、現在のほぼ2倍の速度で飛行しなければならない。その間、コックピットには大量の戦場データが洪水のように押し寄せる。 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年12月 アクセス回数:1,5160 テクニカルトーク:オートローテーション(その2) 前回の記事 (その1)では、全エンジン出力の損失を速やかに認識し、ブレード・ピッチを小さくし、ローター回転数を安定させ、定常降下率を適切に設定することの重要性について説明しました。また、オートローテーション飛行の基本的な原理について確認しました。 < […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年11月 アクセス回数:5,5640 テクニカルトーク:オートローテーション(その1) 現代の回転翼機は、極めて信頼性の高いエンジンを搭載しています。しかしながら、万一エンジン出力を完全に喪失した場合に備え、高度が十分で、適切な着陸場所があり、かつ適時に操縦操作が行われさえすれば、オートローテーションで安全に着陸できることが望まれます。 そこ […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年10月 アクセス回数:9,1130 ウクライナ紛争の教訓(航空機の生存性の観点から) 戦場で必要となる情報活動に関する作戦計画立案プロセスを確実にするだけではなく、戦場で明らかになった重要な変化をタイムリーに認識できるようにしなければならない。ロシアのウクライナとの戦争の最初の100日間は、戦場で直面した問題の迅速な認識と、それへのタイムリーな対応が重要であることを改めて浮き彫りにした。 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年08月 アクセス回数:2,1240 テクニカルトーク:新興技術における「バスタブ曲線」 すべての物理システムには、そのライフサイクル全体を通じて、コンポーネントやサブシステムの故障が発生し続けます。その発生率は、通常、システムが複雑になるほど高くなります。 複雑な物理システムである航空機にも、同じことが言えます。故障の発生およびそれがもたらす […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年06月 アクセス回数:2,1110 戦闘航空旅団が21日間の機動展開演習から得た教訓 第101戦闘航空旅団 (Combat Aviation Brigade, CAB) は、2,602人の人員をもって、野外演習オペレーション・リーサル・イーグル(Operation Lethal Eagle, OLE)に参加した。21日間に渡ったこの演習は、同時に行われた第101空挺師団(Airborne Division) (空中機動) の機動展開演習に併せて実施されたものであった。 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年06月 アクセス回数:2,5710 « 前へ 1 2 3 4 5 6 次へ »