FLIGHTFAX 米陸軍戦闘即応センター(U.S. Army Combat Readiness Center)が発行している、航空安全に関するオンライン雑誌です。各号の記事の中から選んだ記事を翻訳しています。 航空事故回顧-UH-60の整備ミスによる墜落 整備確認飛行を実施中、安全回り止め(コッター・ピンの取り付け)が行われていなかったメイン・ローター・ピッチ・チェンジ・ロッドの取付ボルトが振動荷重により緩み、脱落した。このため、上部ピッチ・チェンジ・ロッドの結合が外れ、メイン・ローター・システムが完全にコ […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2018年04月 アクセス回数:5,732 自信過剰がもたらしたDVE(悪視程環境)発見の遅れ HH-60Mで500時間以上の飛行時間を経験していた私は、中隊のベテラン・パイロットの中の1人であり、もうそろそろ機長資格が貰えるはずでした。それにふさわしい技量が十分にあると思っている私のことを、自信過剰だと言う者もいました。今、振り返ると、そのとおりだ […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2018年04月 アクセス回数:2,125 異臭による予防着陸 ニューハンプシャー州ホワイト・マウンテンズのある晴れたさわやかな日、我々はUH-60Aで有視界飛行を行っていました。機長と私は、陸軍州兵コンコード陸軍航空支援施設で山岳飛行訓練を終えていました。その日は風が弱く、強風が吹くことで有名なワシントン山の頂上にあ […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2018年01月 アクセス回数:3,025 航空事故回顧-予期せぬ天候急変によるUH-60の墜落 対地高度500フィート(150メートル)でNVGを使用した編隊飛行を実施していた2機編隊のUH-60Lのうちの長機が、IMC(計器飛行気象状態)に遭遇した。当該機は、予期せぬIMCに対応している間に、急降下し、地面に激突した。機体は大破し、7名の搭乗員のう […] 出典:Flightfax, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2018年01月 アクセス回数:3,929 シングル・エンジン状態での着陸 「あそこだ」後席に乗っていたもう一人のパイロットが、地上のある地点を指さしながら言った。操縦していた私は、その着陸適地に向けて機体をオートローテーションに入れた。そこは、高さ2,000フィート(610メートル)の岩壁の上だった。このままオートローテーション […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2017年07月 アクセス回数:4,139 止まれ! イラクに派遣された患者後送ヘリのパイロットだった私は、非常に困難な、時には恐ろしい状況に飛び込み、そこを潜り抜け、そこから脱出してきました。バクダッドの戦闘支援病院までの患者空輸を実施中、多くの飛行任務の中のひとつに過ぎない、いつも通りの任務だとたかをくく […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2017年03月 アクセス回数:3,675 MEDVAC(患者後送)任務におけるSAR(捜索救難活動) MEDVAC(medical evacuation, 患者後送)用ブラック・ホークに搭乗するため、模擬患者と一緒に待機する兵士たち(写真:米陸軍) MEDVAC(medical evacuation, 患者後送)任務におけるSAR(search and r […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2017年03月 アクセス回数:5,886 Safety Poster: Crash Rescue Products_UH-60 Crash Rescue UH-60の墜落時救助要領です。機体内部へのアクセス要領、注意を要する搭載品の位置等が記載されています。 発行:US Army Combat Readiness Center 2016年07月 アクセス回数:3,168 Safety Poster: Crash Rescue Products_UH-60 Danger Area UH-60の地上における危険領域です。地上における機体への接近要領、接近危険個所等が記載されています。 発行:US Army Combat Readiness Center 2016年07月 アクセス回数:3,840 Safety Poster: Crash Rescue Products_UH-60 PAX Briefing UH-60の搭乗者用ブリーフィング資料です。機体への接近要領、搭乗間の注意事項、安全装備等が記載されています。搭乗員、目的地、経路、天候等の記載欄もあります。 発行:US Army Combat Readiness Center 2016年07月 アクセス回数:3,200 航空事故回顧-UH-60Lの機動飛行中の事故 RL(Readiness Level, 即応レベル)向上のためのCMF(Combat Manuevering Flight, 戦場機動飛行)訓練を実施していたUH-60Lが高度を低下させ、樹木に接触した。機体は2つに分断して「破壊」され、4名の搭乗員全員が […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2016年06月 アクセス回数:4,928 パワー・マネジメントの重要性 アフガニスタンへの展開に先立って、現地で必要となるパワー・マネジメントに関する訓練を実施していたことが、役に立った事例を紹介します。最高気温が摂氏32度、空は晴れ渡り、視程も良好な飛行日和の日に実施された任務でのことでした。後で変更となりましたが、当初予定 […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2016年06月 アクセス回数:3,757 航空事故回願:UH-60Lの機動飛行中の事故 CMF(combat manuvering flight, 戦闘機動飛行)を実施中のUH-60Lがポプラの木立に向かって降下・接触し、右側面を下にして墜落した。航空機は破壊され、搭乗員も負傷した。 飛行の経過 その任務は、予定されていた戦闘展開を準備するた […] 出典:Flightfax, No.52 January-May 2016, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center アクセス回数:3,692 共同援助作戦における陸軍航空 共同援助作戦の支援において輸送任務を実施中にリベリア共和国の海岸線に沿って飛行中の2-501GSABアイアン・ナイト支隊の2機のCH-47Fチヌーク 陸軍航空は、任務遂行を容易にするため、速度、俊敏性及び柔軟性をもって、絶えず変化し続ける様々な課題に適応す […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2015年08月 アクセス回数:2,966 患者後送の改善 ミシシッピ州ニュー・アルバニーの特技下士官マーク・ジョーダンをホイストで回収するアラスカ州ピーターズバーグの3等軍曹ダニエル・ブザード 陸軍救急航空機の機体及び任務装備品が米陸軍の熟達した搭乗員と共に世界最高の患者後送システムへと進化してきたことに疑問の余 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2015年06月 アクセス回数:5,216 航空事故回顧-FOD関連事故 戦闘支援のため2機編隊によるNVGを使用した夜間離脱任務を実施していたUH-60Lがテール・ローターの推力を喪失し、数回旋転した後に墜落した。機体は破壊され、4名の搭乗員及び10名の同乗者の全員が死亡した。 発生状況 当該機の任務は、前夜に敵地に侵入し戦闘 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2015年05月 アクセス回数:5,418 航空事故回顧-HH-60Mダスト・ランディング HH-60M(訳者注:HHは、捜索・救難及び患者後送用ヘリコプタを示す。)がダスト・ランディング(砂塵環境下での着陸)を実施中、メイン・ローター・ブレードがテール・ローター・ドライブ・シャフトに接触し、損傷させた。離陸しようとしてコレクティブを引いた際にド […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2015年05月 アクセス回数:3,432 障害物地図は更新されていますか? それは、12月の初め、韓国のキャンプ・テグ(訳者注:ソウルの南東約250kmに位置する大邱(テグ)広域市に所在するいずれかの駐屯地を指すものと思われる。)でのことでした。私は、キャンプ・ハンフリース(訳者注:ソウル市の南約60kmに位置する米軍キャンプ。飛 […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2015年05月 アクセス回数:2,209 航空事故回願:UH-60油圧カップリングの外れによる離陸時の旋転 UH-60Aが駐機場から離陸すると、右方向に旋回が始まった。PC(pilot in command, 機長)が機体を駐機場に着陸させるまでの間に、機体は、2回転した。機体は大破し、搭乗員も軽症を負った。 飛行の経過 その任務は、派遣隊の所在地から空港までの […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2015年04月 アクセス回数:4,037 ブラックホークの航空事故発生状況 今月号の「フライトファックス」では、引き続き過去5年間の事故発生状況を確認したいと思います。今月は、UH-60の事故発生状況です。米陸軍の航空機において過去に発生した事故の傾向を把握することは、機種に関わらず、リスクを評価し、対策を検討する上で重要なことで […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2014年12月 アクセス回数:7,163 エラーの連鎖による整備上の不安全の発生 航空事故を防止するためには、エラーの連鎖を断ち切らなければなりません。この記事で紹介する不安全は、エラーの連鎖さえなければ、簡単に避けられるものでした。陸軍の安全管理計画に「幸運」という項目はありませんが、この不安全は航空事故に至る前にたまたまの幸運でエラ […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2014年07月 アクセス回数:3,837 航空事故回顧-UH-60MのNVGを用いた潜入任務中の事故 NVG(night vision goggle, 夜間暗視ゴーグル)を用いて潜入任務を編隊で遂行していたUH-60Mにおいて、メイン・ローターの回転速度が低下した。当該機の高度が降下し、メイン・ローターが障害物に接触して墜落し、1名が死亡、9名が負傷した。 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2014年07月 アクセス回数:4,286 AH-64およびUH-60のNPオーバースピード保護機能について (本記事は、専門家による議論を活発化させることを目的としたものであり、米陸軍または米陸軍コンバット・レディネス/セーフティー・センターの見解を示すものではない。) 新コーナーへようこそ!このフォーラムは、フライトファックスへの定期掲載を予定しています。その […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2014年01月 アクセス回数:8,015 それは本当の火災か 緊急手順が存在するのには理由があり、パイロットであれば誰でも、チェックリストを活用することが正しい判断を下すためにいかに重要であるかを知っているはずです。 ある日、私は、整備の完了したUH-60ブラックホークを受領するため、テキサス州コーパスクリスティ米陸 […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2013年10月 アクセス回数:2,365 計器を信頼せよ 操縦課程を卒業してすぐにイラクに派遣された新米パイロットの私は、任務に参加したくてウズウズしていました。副操縦士(ライト・シート・ライダー)としてUH-60Aに搭乗するようになってから1週間が経過した頃、人員輸送任務の要求が増えはじめ、部隊は非常に忙しくな […] 出典:KNOWLEDGE, U.S. Army Combat Readiness/Safety Center 2013年07月 アクセス回数:3,826 « 前へ 1 2 3 4 5 次へ »