ARMY AVIATION 米陸軍航空職種の部外機関であるArmy Aviation Association of America(AAAA)が発行している、陸軍航空全般に関する月刊誌です。各号の記事の中から選んだ記事を翻訳しています。 テクニカルトーク:どちらも欠かせない風洞実験装置とコンピューター 1970年代の後半に入ると、デジタル・コンピューターが発達し、幅広く利用されるようになりました。航空関連企業および国防省の技術者や科学者たちは、コンピューターが風洞実験装置に取って代わる日が近いと予想するようになりました。 主翼、尾翼および胴体などの表面上 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年05月 アクセス回数:1,255 キャノピー・ドアの不時開放 陸軍航空—それは、チェックリスト、専門用語、クルーコーディネーション、そして再びチェックリストの世界です。エンジンを始動するだけでも、こと細かく手順を書いた文書がいくつも存在します。また、従わなければならない規則も存在します。パイロットたちは、示されたチェ […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年05月 アクセス回数:1,092 航空事故回顧-CH-47Fにおける非標準懸吊物スリング中の機体損傷 当該CH-47Fは、前方展開地域においてスリング任務を実施していた。胴体の下には、重量約4,500ポンド(約2,041キログラム)のコンテナハウス(relocatable building, RLB)がデュアル・ポイントでスリングされていた。対地高度約1, […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年04月 アクセス回数:2,397 TM 4-48.09 Multiservice Helicopter Sling Load:Basic Operations And Equipment 米陸軍のスリングに関する教範です。 スリングの基本原則、カーゴフック・システムの概要、人員・支援器材・防護手順、着陸地域の選定および準備、懸吊および卸下手順、カーゴ・スリング、カーゴ・ネット、その他のスリング器材などについて記載されています。 発行:Headquarters Department of the Army 2012年07月 アクセス回数:926 UH-72Aでのセットリング・ウィズ・パワーおよびバーディゴ 事案の概要 当該UH-72Aの任務は、メキシコとの国境沿いを監視し、アメリカ陸軍と税関・国境警備局との共同作戦を支援することであった。当該機の搭乗員は、現地時間2200に集合し、運用作戦計画の作成および搭乗員ブリーフィングを完了した。当該機は、0000頃に […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年03月 アクセス回数:1,755 テクニカルトーク:テール部の空気力学 その仕事では、操縦性、動力学、構造、機体設計および試作機製造工場などの、さまざまな分野の技術者たちと協力しながら、候補となる数種類のテール部の形態を定義、設計、製造し、飛行試験を行いました。私が担当したのは、尾翼の面積、尾翼の断面形状およびテール部の迎え角の決定、ならびに各形態の性能評価に用いる機器の選定でした。 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年03月 アクセス回数:2,016 アンデス山脈上空でのオイル漏れ コロンビアのボゴタでC-12を操縦するのには、国内とは違った難しさがあります。アンデス山脈は、標高20,000フィート(約6,096メートル)を超える、非常に険しい山岳地帯です。ほぼ毎日のように積乱雲がそびえ立ち、地雷原のように経路全体を覆いつくします。こ […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年03月 アクセス回数:1,432 バード・ストライク 車が150ポンドの鹿に衝突すると、大きく破損し、場合によっては廃車になるかもしれません。120ノット(時速約222キロメートル)以上で飛行する航空機が5ポンドの鳥に衝突するとどうなるか、想像できるでしょうか? その損害が思った以上に大きく、人命にさえも影響 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年04月 アクセス回数:2,427 V-280バローの速度と行動半径がもたらす効果 アメリカ軍は、航空分野において、これまで何十年にもわたり世界中のあらゆる国に対する優位性を維持してきた。現行機種のライフサイクルが終わろうとする中、その後継機種の開発が重要な局面を迎えようとしている。 陸軍航空にとって、航空機の速度および航続距離は、現時点 […] 出典:Defense One, Government Media Executive Group LLC. 2022年03月 アクセス回数:3,918 予期せぬブラウンアウト状態からの脱出 執筆者注:2021年5月、私の所属する州兵部隊は、バージニア州フォート・ピケットで年次演習を実施していた。私に与えられた役割は、NVG(night vision goggle, 暗視眼鏡)を使用する、UH-60Mによる夜間の編隊空中機動任務の計画および実施 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年02月 アクセス回数:1,550 アラスカ陸軍州兵航空部隊がダストオフ協会最優秀レスキュー賞の受賞者に決定 2月初旬、アラスカ陸軍州兵の第207航空連隊第2-211全般支援航空大隊G中隊第1分遣隊に所属する4名の隊員が、昨年秋のレスキュー任務の遂行に関し、ダストオフ協会(DUSTOFF Association)の2021年最優秀レスキュー賞(Rescue of […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年03月 アクセス回数:2,216 Aviation Assets 開設5周年を迎えて 令和4年4月8日をもって、Aviation Assets は、開設5周年を迎えました。この間、このサイトを通じた私の活動を支持して頂けたすべての皆様方に感謝を申し上げます。 サイトの成果 令和3年度の投稿記事数は、62件(総記事数486件)で、令和2年度の […] 発行:Aviation Assets アクセス回数:1,197 ホイスト救助中の死亡事故 錯雑地において勤務時間外に負傷した兵士をUH-60L患者後送機でホイスト救助しようとしたところ、誤って落下させ、死亡させる事故が発生しました。この任務は、空軍救助調整センター(Air Force Rescue Coordination Center)通じて […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年03月 アクセス回数:4,413 北朝鮮拉致被害者救出に向けた活動 予備役ブルーリボンの会の会員として、北朝鮮拉致被害者の救出にむけた活動を行っています。 拉致被害者の救出には、オスプレイが活用できます。 1980年、アメリカ軍は、イランのテヘランにあるアメリカ大使館から人質となった国民を救出する「イーグル・クロー作戦」を […] 発行:Aviation Assets アクセス回数:1,083 「めぐみへの誓い」上演会 in 旭川 2022年5月22日、旭川市民文化会館において、予備役ブルーリボンの会が主催する『「めぐみへの誓い」上映会 in 旭川』が開催されます。 Aviation Asssets代表の私が、旭川地区の担当者を務めさせていただいています。 上映会の概要 「めぐみへの […] 発行:Aviation Assets アクセス回数:400 「ドリーム・マシーン」を翻訳出版しました 2018年9月2日、「ドリーム・マシーン」を翻訳出版しました。 その出版までの経緯などをまとめておきたいと思います。 ドリーム・マシーンを翻訳しました ドリーム・マシーンの翻訳出版が実現します ドリーム・マシーンの編集・校正が完 […] 発行:Aviation Assets アクセス回数:1,357 オスプレイの安全性 陸自オスプレイの配備に反対する方々には、オスプレイが危険な航空機であると考えている方が多いようです。果たして本当にそうなのか、オスプレイに関する文献や資料に基づき、Aviation Assetsとしての見解をまとめてみました。 90年代にアメリカで事故が頻 […] 発行:Aviation Assets アクセス回数:4,543 2021年度アメリカ陸軍航空事故発生状況 有人機 2021年度、アメリカ陸軍の有人機においては、クラスA~Cの事故が107件発生した。2020年度の75件と比べると増加している。死亡者数も、7名から13名へと増加した。2020年度に6件であったクラスAの事故は、2021年度には8件に増加した。 概 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年03月 アクセス回数:4,161 Aero App – 無料で利用可能な国防総省の電子フライト・バッグ 「ドッグハウス」を使って経路を表示しているAero Appの画面 最新の空域情報を提供するAeroアプリのムービング・マップ機能 陸軍パイロットにとって、データをいつでも簡単に手に入れられることは、何よりも大事なことです。国家地理空間情報局(Nationa […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年02月 アクセス回数:2,284 V-22 オスプレイの知られざる歴史 この記事は、令和元年12月5日にグランドヒル市ヶ谷で開催された「防衛技術協会第17回防衛用ヘリコプター研究部会報告会」で、私が講演をさせていただいた「V-22 オスプレイの知られざる歴史」の内容をまとめたものです。 図1 ヘリコプター・モードで飛行するV- […] 発行:Aviation Assets アクセス回数:10,141 北朝鮮拉致被害者の救出に必要なもの-V-22オスプレイ 何の罪もないのに隣の国に囚われている拉致被害者たち。 このまま何もせずに救出をあきらめることなんか、できるはずがありません。 陸上自衛隊が装備化を進めているV-22オスプレイは、拉致被害者の救出にも役立つ機体です。 歴史的な理由 イーグルクロー作戦の概要 […] 発行:Aviation Assets アクセス回数:2,427 アメリカ海軍がV-22の初期作戦能力を認定 2022年2月9日、空母カール・ビンソン(CVN-70)の飛行甲板上で搭乗者の乗り込みを待つ第30艦隊兵站他任務飛行隊(VRM-30)「タイタン」所属のCMV-22Bオスプレイ。カール・ビンソンは、アメリカ第3艦隊において通常運用を行っている。(写真:ミー […] 出典:America's NAVY. U.S. Navy Office of Information 2022年02月 アクセス回数:2,770 斜面着陸訓練中のスタビレーター損傷 「ゴー・アラウンド!」「ゴー・アラウンド!」「ゴー・アラウンド!」スタビレーターが地面に接触する前に、この言葉が発せられていれば、この事故は防げたはずでした。幸運だったのは、機体に軽微な損傷が生じただけで、搭乗員には負傷者がなかったことでした。これから紹介 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年02月 アクセス回数:1,936 テクニカルトーク:PPMx(予後および予測整備) PPMx(Prognostic and Predictive Maintenance, 予後および予測整備)は、現在行われている事後対応型の整備体制から、将来を予測した意思決定に基づく手法への移行を目的としたアメリカ陸軍の施策である。従来の整備は、予期して […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年01月 アクセス回数:1,532 ルーチンワークに潜むリスク 海外派遣中の飛行隊パイロットであっても、日々の業務がルーチンワークになってしまう場合があります。任務を遂行するにあたって、最終目標の達成に必要な手順を完全には説明できないことも少なくないのです。一例として、歯磨きを考えてみましょう。朝に歯を磨いたことは覚え […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年02月 アクセス回数:2,057 « 前へ 1 … 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 … 28 次へ »