RISK MANAGEMENT MAGAZINE 米陸軍戦闘即応センター(U.S. Army Combat Readiness Center)が発行している、航空・地上安全に関するオンライン雑誌です。航空関連記事の中から選んだ記事を翻訳しています。 FODとの戦い その日の任務は、アフガニスタンにおける夜間任務のひとつでした。それは、クナール渓谷におけるスリングによる再補給任務でした。我々チヌーク部隊にとって、典型的な任務のひとつであり、週に3夜は行っていました。しかし、後ほど分かるように、今回の任務において発生した事象は、典型的なものからほど遠いものでした。 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年09月 アクセス回数:1,243 空中消火用バケツの不時落下 これからお話しする事案が発生した時、私は他の5名の搭乗員たちと一緒に空中消火活動を行っていました。この活動の間、ほとんどの者が50~70時間の飛行をこなしていました。これほど集中して飛行することは、滅多にないことです。飛行時間を重ねるほど、我々搭乗員は互い […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年08月 アクセス回数:1,157 パソコンを活用した翻訳作業の手順書 翻訳を始めてから、かれこれ20年近くが経ちました。翻訳家に弟子入りしたこともなければ、関連する会社で働いたこともなく、自己流で試行錯誤を繰り返してきましたが、最近になって、やっと作業手順が固まってきた気がします(成長が止まったということかも知れません)。私 […] 発行:Aviation Assets アクセス回数:3,608 戦闘航空旅団が21日間の機動展開演習から得た教訓 第101戦闘航空旅団 (Combat Aviation Brigade, CAB) は、2,602人の人員をもって、野外演習オペレーション・リーサル・イーグル(Operation Lethal Eagle, OLE)に参加した。21日間に渡ったこの演習は、同時に行われた第101空挺師団(Airborne Division) (空中機動) の機動展開演習に併せて実施されたものであった。 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年06月 アクセス回数:2,392 航空機の地上搬送およびサービシング中の事故 地上搬送およびサービシング中の事故とは、無人機を含む航空機の不適切な地上搬送またはサービシング(保守業務)に起因する事故またはそれに関連する器材の不具合に起因する事故を指す。 それには、航空機のけん引、燃料補給、貨物の積み降ろし、ジャッキング、吊り上げ、給 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年08月 アクセス回数:1,203 航空事故回顧-AH-64Eのブレーク・ターン 昼間の戦闘機動飛行 (combat maneuvering flight, CMF) において、ガナー席で操縦していた機長がダイブからのリカバリーを実施中、十分な利用馬力を確保できていない状態でブレーク・ターンを行った。 飛行の経過 当該機の任務は、部隊教 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年07月 アクセス回数:877 副操縦士の体調不良による単独飛行 ある夏の日、私は、新人のパイロットと一緒に、キングエア350でレディネス・レベル昇級のための飛行訓練を行っていました。予定していた訓練課目をすべて終了し、飛行の終わりが近づきました。副操縦士は、北東地域内を飛行しながら、RNAV(広域航法)、ILS(計器着 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年07月 アクセス回数:1,768 テクニカルトーク:新興技術における「バスタブ曲線」 すべての物理システムには、そのライフサイクル全体を通じて、コンポーネントやサブシステムの故障が発生し続けます。その発生率は、通常、システムが複雑になるほど高くなります。 複雑な物理システムである航空機にも、同じことが言えます。故障の発生およびそれがもたらす […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年06月 アクセス回数:1,862 無人機の運用手順における競合の問題 無人機には、その安全を確保するため、有人機と同様に、システムの性能、環境要因、空域競合の回避などを考慮した運用手順が定められています。これらの手順は、同一の作戦地域内で運用される有人機およびその搭乗員の安全確保にも重要な役割を担っています。アフガニスタン東 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年06月 アクセス回数:962 航空事故回顧-UH-60Lでのホワイトアウト 昼間に雪に覆われた山岳地のヘリコプター用降着地域に着陸進入中、2番機がホワイトアウト状態に陥った。着陸を継続したところ、右側の起伏にメインローター・ブレードが接触し、機体が右側に横転した。墜落時に飛散したメインローター・ブレードの断片が1番機のテールロータ […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年05月 アクセス回数:1,680 ブラウンアウト それは、私がアフガニスタンに初めて派遣された時のことでした。私は、重要目標に対する封鎖および捜索(cordon-and-search)任務を遂行するため、夜間に異機種混合の6機で空中機動を実施していました。また、私がアフガニスタンに派遣されてから、初めて経験する空中機動でもありました。 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年06月 アクセス回数:1,373 テクニカルトーク:どちらも欠かせない風洞実験装置とコンピューター 1970年代の後半に入ると、デジタル・コンピューターが発達し、幅広く利用されるようになりました。航空関連企業および国防省の技術者や科学者たちは、コンピューターが風洞実験装置に取って代わる日が近いと予想するようになりました。 主翼、尾翼および胴体などの表面上 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年05月 アクセス回数:1,290 キャノピー・ドアの不時開放 陸軍航空—それは、チェックリスト、専門用語、クルーコーディネーション、そして再びチェックリストの世界です。エンジンを始動するだけでも、こと細かく手順を書いた文書がいくつも存在します。また、従わなければならない規則も存在します。パイロットたちは、示されたチェ […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年05月 アクセス回数:1,137 航空事故回顧-CH-47Fにおける非標準懸吊物スリング中の機体損傷 当該CH-47Fは、前方展開地域においてスリング任務を実施していた。胴体の下には、重量約4,500ポンド(約2,041キログラム)のコンテナハウス(relocatable building, RLB)がデュアル・ポイントでスリングされていた。対地高度約1, […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年04月 アクセス回数:2,493 TM 4-48.09 Multiservice Helicopter Sling Load:Basic Operations And Equipment 米陸軍のスリングに関する教範です。 スリングの基本原則、カーゴフック・システムの概要、人員・支援器材・防護手順、着陸地域の選定および準備、懸吊および卸下手順、カーゴ・スリング、カーゴ・ネット、その他のスリング器材などについて記載されています。 発行:Headquarters Department of the Army 2012年07月 アクセス回数:985 UH-72Aでのセットリング・ウィズ・パワーおよびバーディゴ 事案の概要 当該UH-72Aの任務は、メキシコとの国境沿いを監視し、アメリカ陸軍と税関・国境警備局との共同作戦を支援することであった。当該機の搭乗員は、現地時間2200に集合し、運用作戦計画の作成および搭乗員ブリーフィングを完了した。当該機は、0000頃に […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年03月 アクセス回数:1,791 テクニカルトーク:テール部の空気力学 その仕事では、操縦性、動力学、構造、機体設計および試作機製造工場などの、さまざまな分野の技術者たちと協力しながら、候補となる数種類のテール部の形態を定義、設計、製造し、飛行試験を行いました。私が担当したのは、尾翼の面積、尾翼の断面形状およびテール部の迎え角の決定、ならびに各形態の性能評価に用いる機器の選定でした。 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年03月 アクセス回数:2,053 アンデス山脈上空でのオイル漏れ コロンビアのボゴタでC-12を操縦するのには、国内とは違った難しさがあります。アンデス山脈は、標高20,000フィート(約6,096メートル)を超える、非常に険しい山岳地帯です。ほぼ毎日のように積乱雲がそびえ立ち、地雷原のように経路全体を覆いつくします。こ […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年03月 アクセス回数:1,478 バード・ストライク 車が150ポンドの鹿に衝突すると、大きく破損し、場合によっては廃車になるかもしれません。120ノット(時速約222キロメートル)以上で飛行する航空機が5ポンドの鳥に衝突するとどうなるか、想像できるでしょうか? その損害が思った以上に大きく、人命にさえも影響 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年04月 アクセス回数:2,523 V-280バローの速度と行動半径がもたらす効果 アメリカ軍は、航空分野において、これまで何十年にもわたり世界中のあらゆる国に対する優位性を維持してきた。現行機種のライフサイクルが終わろうとする中、その後継機種の開発が重要な局面を迎えようとしている。 陸軍航空にとって、航空機の速度および航続距離は、現時点 […] 出典:Defense One, Government Media Executive Group LLC. 2022年03月 アクセス回数:4,230 予期せぬブラウンアウト状態からの脱出 執筆者注:2021年5月、私の所属する州兵部隊は、バージニア州フォート・ピケットで年次演習を実施していた。私に与えられた役割は、NVG(night vision goggle, 暗視眼鏡)を使用する、UH-60Mによる夜間の編隊空中機動任務の計画および実施 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年02月 アクセス回数:1,617 アラスカ陸軍州兵航空部隊がダストオフ協会最優秀レスキュー賞の受賞者に決定 2月初旬、アラスカ陸軍州兵の第207航空連隊第2-211全般支援航空大隊G中隊第1分遣隊に所属する4名の隊員が、昨年秋のレスキュー任務の遂行に関し、ダストオフ協会(DUSTOFF Association)の2021年最優秀レスキュー賞(Rescue of […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2022年03月 アクセス回数:2,284 Aviation Assets 開設5周年を迎えて 令和4年4月8日をもって、Aviation Assets は、開設5周年を迎えました。この間、このサイトを通じた私の活動を支持して頂けたすべての皆様方に感謝を申し上げます。 サイトの成果 令和3年度の投稿記事数は、62件(総記事数486件)で、令和2年度の […] 発行:Aviation Assets アクセス回数:1,247 ホイスト救助中の死亡事故 錯雑地において勤務時間外に負傷した兵士をUH-60L患者後送機でホイスト救助しようとしたところ、誤って落下させ、死亡させる事故が発生しました。この任務は、空軍救助調整センター(Air Force Rescue Coordination Center)通じて […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2022年03月 アクセス回数:4,550 北朝鮮拉致被害者救出に向けた活動 予備役ブルーリボンの会の会員として、北朝鮮拉致被害者の救出にむけた活動を行っています。 拉致被害者の救出には、オスプレイが活用できます。 1980年、アメリカ軍は、イランのテヘランにあるアメリカ大使館から人質となった国民を救出する「イーグル・クロー作戦」を […] 発行:Aviation Assets アクセス回数:1,158 « 前へ 1 … 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 … 29 次へ »