RISK MANAGEMENT MAGAZINE 米陸軍戦闘即応センター(U.S. Army Combat Readiness Center)が発行している、航空・地上安全に関するオンライン雑誌です。航空関連記事の中から選んだ記事を翻訳しています。 手抜き作業の犠牲者 その日、UH-60で戦闘任務を遂行する新米の准尉パイロットとしてイラクで勤務していた私は、同じ中隊の経験豊富な機長と一緒に飛行していた。我々の任務は、会議に参加する第101空挺師団の師団長補を戦闘作戦基地シュパイヒャーから前方運用基地ウォーホースまで空輸す […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年10月 アクセス回数:2,393 航空事故回顧ーUH-60Lのフラットライト(低コントラスト)による悪視程環境下での事故 山岳地帯の氷河において、CIVSAR(civilian search and rescue, 民間人の捜索救難)活動を実施中、転移揚力が十分に得られない状態で、機体が降下した。機体は、氷河に衝突し、約210度右に横転し、横倒しの状態で停止した。機体には、重 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年08月 アクセス回数:3,733 航空事故回顧ーAH-64Dロングボウのワイヤーストライク AH-64Dアパッチが周密攻撃を実施中、操縦していた機長の見張りに間隙が生じた。当該機長は、左肩越しに僚機(2番機)を探すことに集中しすぎてしまったのである。機体は、送電線に衝突し、地面に墜落した。搭乗員は、軽傷を負った。機体は、全損と判定された。 飛行の […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年07月 アクセス回数:4,924 テクニカルトーク:軍用派生型機への取り組みがもたらすもの TH-67が導入されて以来、陸軍航空パイロットの誰もが軍用派生型機(Commercially Derived Aircraft, CDA)との関りを持つようになりました。 FAA(Federal Aviation Administration, 連邦航空局 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2019年07月 アクセス回数:2,790 「これがオスプレイの実力だ!」(J Wings 2019年11月号) https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71EEa%2BPVObL.jpg 2019年9月21日発売のJ Wings(ジェイウイング) 11月号に、Aviation Assets管理人 […] 発行:Aviation Assets, 22 September 2019 アクセス回数:3,893 緊急脱出-間違いが許されない状況での生死にかかわる問題 あなたが同乗しているブラックホークが墜落した場合を考えてみてください。真っ黒な、刺激臭のある煙に突然包まれます。オレンジ色の炎が激しさを増し、機体の右下方向からの熱が強くなっていきます。 これから説明するのは、墜落した機体のキャビンに搭乗していたある同乗者 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2002年03月 アクセス回数:2,751 離陸直後のスタビレーター警報音発生 当時、イラクに派遣されていた我々は、いかに控えめに見ても非常に忙しい毎日を過ごしていました。攻撃大隊の誰もが、埃と砂にまみれた新たな降着地域を探し求め、そこへの着陸を計画しようとしていました。速度を要求される任務が頻繁に与えられ、夜間に他の航空機に上から着 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年09月 アクセス回数:3,074 ユー・ハブ(操縦交代) 「ユー・ハブ(操縦交代)」あなたは、この言葉を聞いたことが何回ありますか? パイロットである皆さんは、この言葉が発せられることに常に備えているでしょうか、そして、操縦を交代する際にどんな問題があるかを考えているでしょうか? この言葉は、どんな時に発せられよ […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年08月 アクセス回数:6,078 とんでもない時にとんでもないスイッチを 海外派遣から帰った兵士からは、もう少しで死ぬところだったり、目前で仲間が死んだりした体験を聞くことが多くあります。多くの問題が発生する戦場においては、高度な状況判断を継続して行う必要があります。この状態が長く続くと、心身に慢性的な疲労が蓄積します。この疲労 […] 出典:Risk Managemen, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年08月 アクセス回数:2,475 陸軍航空に関わる教義の改定について この記事は、陸軍航空に関わる教義(ドクトリン)の改定について、その概要を説明するものです。私は、USAACE(United States Army Aviation Center of Excellence, アメリカ陸軍航空教育研究センター)のDOTD( […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2019年07月 アクセス回数:3,697 風防の汚れ 誰でも一度や二度は、車のフロントガラスが汚れたままで道路を走った経験があると思います。車の場合は、ガソリンスタンドにちょっと寄って、ガラスをきれいにしてから、また走り始めれば良いだけのことです。航空の世界でも、そのように簡単にいけば良いのですが...これか […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年07月 アクセス回数:2,956 AH-64Dのエンジン不具合による墜落 AH-64Dアパッチが地面効果内ホバリングから離陸中、No.2エンジンに不具合が発生した。当該機は、機体重量および環境条件のため、シングル・エンジンで飛行することができなかった。このため、ローター速度を101パーセント以上に維持することができず、急速に降下 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年06月 アクセス回数:5,039 不測事態対処計画および初動対処計画の整備 安全担当将校として新しい飛行部隊に到着した際に、PAP(pre-accident plan, 不測事態対処計画)やMRP(mishap response plan, 初動対処計画)が整備されていないことに気づいたことがある。その飛行部隊では、民間の飛行場だ […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年05月 アクセス回数:4,257 低酸素症の恐怖 その任務は、落下傘救助員としての訓練および四角型パラシュートの評価を行う降下要員のため、「エレベーター」の役割を果たすというものでした。可能な限り多くの要員を機体に搭乗させ、1万3000フィートまで上昇し、飛び降ろさせるのです。その日のカリフォルニア州のハ […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年07月 アクセス回数:3,021 デジタル時代の故障探求 今日の高度な航空機用アビオニクス・システムに故障や一時的不具合が発生した場合、アナログ式の単純なマルチメーター(回路計)だけで、十分な原因究明を行うことは困難です。今日の技術者は、そのシステムに見合ったレベルの試験器材や技術資料を保有し、単なる「部品交換」 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2019年06月 アクセス回数:4,005 計器進入中の誘導中断 執筆者注:以下に述べる不安全は、2014年の春ころに韓国のピョンテク市で発生したものである。当時、ワシントン州ルイス・マコード統合基地に所属していた私は、9ヶ月間にわたり、韓国の4-6攻撃偵察飛行隊に派遣されていた。 その日の飛行は、いつものとおりに始まり […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年06月 アクセス回数:3,025 環境を克服するためにーDVE誘導システム 過去30年の間、アメリカ軍は、NVD(night vision devices, 暗視装置 )を最大限に活用し、低視程環境下での戦闘行動を支配し続けてきた。 しかしながら、近年においては、敵国もアメリカと同等もしくはそれに近い能力を保持している。それどころ […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2019年06月 アクセス回数:3,702 T55エンジン用空気ろ過システム 軍用機のエンジンは、清浄な空気を大量に必要とする。アメリカ陸軍の航空機は、ローター・システムが砂塵や異物を巻き上げる未舗装の着陸点において日常的に運用されており、特に、砂漠・乾燥地域においては、砂や埃の粒子の吸い込みを避けることができない。 エンジン・バリ […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2019年06月 アクセス回数:5,757 詳細な地上滑走指示をいだだけますか? 空港の舗装に描かれているマーキングやサインの目的は、離陸、着陸および地上滑走するパイロットに必要な情報を提供することです。ただし、副操縦士がその情報が何を表しているかを理解していなければ、これらのマーキングやサインは何の役にも立たないのです。 問題なのは、 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年06月 アクセス回数:1,957 無人航空機RQ-7 シャドーの事故 2017年、私は、「生来の決意作戦」を支援するため、陸軍州兵戦闘航空旅団と一緒にイラクに派遣されました。私の役割は、戦術無人航空機システムの担当者として旅団長を補佐するとともに、指揮下の無人航空機システム部隊の連絡員として勤務することでした。戦術無人航空機 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年05月 アクセス回数:2,939 チェックリストを忘れるな その日、私は、まだ着任したばかりの訓練担当操縦士と一緒に、副操縦士として、C-12で飛行任務を遂行することになっていました。それは、傷痍退役軍人支援プロジェクト(Wounded Warrior Project, WWP)に対する支援の一環として、ルイジアナ […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年05月 アクセス回数:3,960 航空事故回顧ーUH-60MのDVE関連事故 砂塵環境下、VMC(visual meteorological condition, 有視界気象状態)で着陸しようとしていたUH-60Mが、横方向にドリフトしながら接地し、ダイナミック・ロールオーバーに陥った。機体は大破し、搭乗員は軽症を負った。 飛行の経 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年05月 アクセス回数:3,428 マルチドメイン作戦における陸軍航空 将来の作戦環境は、世界的動向である社会の変革、技術の革新、(偽)情報の蔓延、大国間の競争などの影響を受け、複雑かつ流動的である。敵は、運用および技術における我の優位を無効化し、あるいは低下させるため、陸上、海上、航空、宇宙およびサイバースペースといったあら […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2019年04月 アクセス回数:6,938 パイロットが2名いる理由 イラクに派遣されていた私は、ディーワーニーヤのFOB(forward operating base, 前方運用基地)-Eにおいて、ある患者後送中隊の一員としてUH-60を操縦していました。その中隊の主たる任務は、FOB-Eからバクダードやバラドへの患者空輸 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2019年04月 アクセス回数:4,775 Aviation Assets 開設2周年を迎えて 平成31年4月8日をもって、Aviation Assets は、開設2周年を迎えました。この間、このサイトを通じた私の活動を支持して頂けたすべての皆様方に感謝を申し上げます。 平成30年度の投稿記事数は、83件(平成29年度は203件)でした。約4.3日に […] アクセス回数:1,863 « 前へ 1 … 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 … 29 次へ »