FLIGHTFAX 米陸軍戦闘即応センター(U.S. Army Combat Readiness Center)が発行している、航空安全に関するオンライン雑誌です。各号の記事の中から選んだ記事を翻訳しています。 航空事故発生状況-AH-64Dテールローターの飛散 事故機は演習場内で3機編隊の2番機として訓練飛行を行っていた。訓練課目には、昼間編隊飛行、応急攻撃および紛争対処が計画されていた。 飛行の経過 2023年11月17日、編隊指揮官はR-COP(risk-common operating picture, リ […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2024年02月 アクセス回数:625 予想外の天候悪化 それは私が韓国で機長になったばかりのことでした。キャンプ・ハンフリーズで勤務していた私に与えられたのは、新米の中尉とともにキャンプ・ケーシーまで飛行する任務でした。飛行時間は4時間であり、任務終了後に1時間以上の飛行が可能なため、その時間を利用して患者後送 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2024年02月 アクセス回数:972 航空事故発生状況-C-12U エンジン始動手順を実施中、No2プロペラが胴体のアビオニクス・ベイに衝突し、クラスAの損傷が生じた。 事故発生の経過 当該C-12Uの任務は、即応レベル (RL) の向上および訓練を目的とした飛行の実施であった。当該機は、事故発生当日の早い時間に、別の訓練 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2024年02月 アクセス回数:928 ヘリコプターのローターウォッシュとアウトウォッシュ 2012 年、システム即応性部局(Systems Readiness Directorate)の前身である航空設計部局(Aviation Engineering Directorate)は、アメリカ陸軍の駐屯地であるフォート・ カーソンから空力工学に関する […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2024年01月 アクセス回数:1,788 「イーグル・クロー作戦」を翻訳・出版しました 2024年2月15日(予定)、在イラン・アメリカ大使館からの人質救出作戦に関する歴史書である「イーグル・クロー」作戦を翻訳・出版しました。 この経験を今後に活かすため、その経緯などをまとめておきたいと思います。 原書との出会い 2021年8月30日、202 […] アクセス回数:791 オーバートレーニングになってはいないか? この夏に行われた陸軍航空安全教育デー(safety stand-down day)での意見の中に、大規模戦闘作戦(large-scale combat operations)と訓練の両立に関する問題を指摘する声があった。この2つを同時に行おうとすると、必要 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年12月 アクセス回数:926 書籍紹介:イーグル・クロー作戦 ―拉致問題解決のために知るべき事実―人質救出作戦によって示されたアメリカ人の決意と覚悟 1979年、イラン革命の混乱の中、熱狂的な革命主義者たちがテヘランのアメリカ大使館を占拠して53人のアメリカ人を人質にした。交渉に行き詰まったカーター大統領は、創設され […] 出典:Operation Eagle Claw 1980, Osprey Publishing 2024年02月 アクセス回数:1,109 航空事故発生状況-AH-64EによるNOE飛行中のCFIT 2機編隊でNOE(Nap of the Earth, ほふく飛行)を行っていたAH64-Eアパッチの2番機が、CFIT(Controlled Flight into Terrain, 操縦可能状態での地表へ墜落)により樹木に衝突した。搭乗員に負傷はなかった […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年12月 アクセス回数:774 FVL(Future Vertical Lift, 将来型垂直離着陸機)開発におけるモデルの活用 航空機の開発において、機体設計の安全性、効率性および有効性を確保するためには、モデルの存在が欠かせません。 モデルは、航空機開発の初期構想や設計から試験、検証、継続的な改善に至るまでのさまざまなプロセスにおいて重要な役割を果たしています。計算M&S […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年12月 アクセス回数:931 ゴー・アラウンドのコールには従え! 操縦課程を卒業した私が最初に配属されたのは、カリフォルニア州フォートアーウィンにあるUH-72ラコタを装備する部隊でした。ある夜のこと、私は中隊の教官操縦士と2名の搭乗員とともに、NVG訓練飛行を行っていました。コロラド州ジプサムにある陸軍航空高高度訓練場 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年12月 アクセス回数:928 教えることの重要性 当時、18歳のフロリダ工科大学(FIT)学生だった私は、ある航空プログラムに参加していました。フロリダ州メルボルンのビーチで夏を過ごしたかった私は、高校卒業直後の7月にそのまま大学に入学していました。そして、手っ取り早く自家用操縦士免許を取得するため、その […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年11月 アクセス回数:498 航空事故回顧 – AH-64Eの意図しない右旋転 事故機は、昼間の射撃練成訓練を実施中、機関砲のダイナミック・ハーモナイゼーション(訳者注:実弾射撃による零点規整)を開始するため、OGE(out of ground effect, 地面効果外)ホバリングに移行しようとした。機体が右旋転に入り、操縦中の副操 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年10月 アクセス回数:646 ボルテックス・リング・ステートからの回復 UH-60ブラック・ホークは陸軍航空に不可欠な機体であり、様々な軍事作戦を支援し続けています。ただし、回転翼機特有の問題点がある点については他の機種と変わりがなく、安全確保のための着意を怠ることはできません。数年前、ブラック・ホークの搭乗員としてごく通常の […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年11月 アクセス回数:1,324 PEO(航空)におけるMOSAの旅 MOSA( Modular Open Systems Approach, モ ジュラー・オープン・システム・アプローチ)は、これまでも、そしてこれからも陸軍航空の流行語であり続けるに違いない。それは、PEO(航空)(Program Executive Of […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年10月 アクセス回数:1,583 天候の急変 飛行中に天候の急激な変化を経験したことのないパイロットは、ほとんどいないでしょう。その経験は、良くも悪くも、その後の飛行に何らかの影響を与えているはずです。私の場合は操縦課程において、視界ゼロの雲中飛行を経験しましたが、その時ほど隣の席の教官パイロットに感 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年10月 アクセス回数:913 航空事故発生状況(抜粋) UH-60L 当該技量評価操縦士は、副操縦士に対するレディネス・レベル3の練成訓練を行っていた。副操縦士の操縦により滑走離陸を実施中、FLIRのセンサー部(球状)が地面に接触した。飛行後点検の結果、FLIRセンサーの光学系およびハウジングに損傷が発見された […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年09月 アクセス回数:547 風と共に去りぬ その時、私は、マートルビーチ国際空港(サウスカロライナ州)で、突然やってきたモンスーンのような風が急速に強まっていくのを運行事務所(Fixed Base Operations, FBO)のガラス製のドアから眺めていました。雨が激しくなり、わずか50ヤード( […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年10月 アクセス回数:1,118 バード・ストライクの脅威度 耐空性を保証するための要求事項は、設計保証コンセプト(concept of design assurance)に基づいて決定されます。その要求事項が保証する対象には、ソフトウェアの完全性やハードウェアの構造強度だけではなく、環境要因への耐性も含まれています […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年08月 アクセス回数:3,075 人はひとりでは生きられない 私たちは、毎日のようにテレビを見たり、電子メールやテキスト・メッセージを送受信したり、電話をかけたりしています。このため、十分なコミュニケーション能力が身についていると思いがちですが、はたして本当にそうでしょうか? 必ずしもそうではないのです。私の経験を紹 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年09月 アクセス回数:1,608 内装変速機を超手抜きでグリスアップ 自転車の内装変速機から異音がし始めました。 3年ほど前に分解してグリスアップしたのですが、またグリスが切れてしまったようです。 「面倒くさいな~」と思っていたら、こちらのサイトに素晴らしい手抜き方法が... 内装変速機の変速異常の対策 「変速レバーを開く」 […] アクセス回数:632 イーグル・クロー作戦 1980年4月24日、テヘランで拘束された66人のアメリカ人人質を救出する軍事作戦は、8名のアメリカ軍人が死亡し、人質も救出できないという不運な結果に終わった。イーグル・クローと呼ばれるこの作戦について、詳しく説明することにしよう。 背景 1979年11月 […] 出典:OPERATION EAGLE CLAW, U.S. Army Airborne & Special Operations Museum 2023年09月 アクセス回数:3,391 整備員魂-FODチェックに求められる完全性 下士官になりたてだった頃のこと、ツール・アカウンタビリティー(工具の管理)が不適切だったために、ひどい目に遭ったことがありました。ひどい目に遭うのは、決して悪いことばかりではありません。人は、少しくらいの刺激を受けてもへこたれないものです。その経験は、私に […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年09月 アクセス回数:1,309 一部計器故障状態での飛行 美しきアラスカ中部。その山岳地帯が織りなす景色には、誰もが目を奪われます。ただし、天気が良ければですが... 私は、年に一度の練度・即応性検定の一環として、計器飛行練度評価を受検しようとしていました。その日に予定されていたのは、中隊内の技量評価操縦士兼計器 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年08月 アクセス回数:1,078 航空不安全発生状況 38062 件名:機体改修後、飛行前の最終検査中にFODを発見 発生状況:機体改修後、飛行前の最終検査において、UH-60Mのトランジション・セクションからFOD(整備用点検灯)が発見された。 38066 件名:AGPU(航空地上動力装置)の排気管から炎が […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年08月 アクセス回数:607 「思い込み」という「わな」 それは、夏の終わりの韓国でのことでした。UH-60のクルー・チーフだった私は、毎年恒例の「技能および即応性検定」を受けていました。私は教官クルー・チーフによって評価され、それと同時に、その教官クルー・チーフは教官操縦士によって評価されていました。さらに、前 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年08月 アクセス回数:1,058 « 前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 … 29 次へ »