FLIGHTFAX 米陸軍戦闘即応センター(U.S. Army Combat Readiness Center)が発行している、航空安全に関するオンライン雑誌です。各号の記事の中から選んだ記事を翻訳しています。 航空事故回顧 – AH-64Eの意図しない右旋転 事故機は、昼間の射撃練成訓練を実施中、機関砲のダイナミック・ハーモナイゼーション(訳者注:実弾射撃による零点規整)を開始するため、OGE(out of ground effect, 地面効果外)ホバリングに移行しようとした。機体が右旋転に入り、操縦中の副操 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年10月 アクセス回数:611 ボルテックス・リング・ステートからの回復 UH-60ブラック・ホークは陸軍航空に不可欠な機体であり、様々な軍事作戦を支援し続けています。ただし、回転翼機特有の問題点がある点については他の機種と変わりがなく、安全確保のための着意を怠ることはできません。数年前、ブラック・ホークの搭乗員としてごく通常の […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年11月 アクセス回数:1,252 PEO(航空)におけるMOSAの旅 MOSA( Modular Open Systems Approach, モ ジュラー・オープン・システム・アプローチ)は、これまでも、そしてこれからも陸軍航空の流行語であり続けるに違いない。それは、PEO(航空)(Program Executive Of […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年10月 アクセス回数:1,453 天候の急変 飛行中に天候の急激な変化を経験したことのないパイロットは、ほとんどいないでしょう。その経験は、良くも悪くも、その後の飛行に何らかの影響を与えているはずです。私の場合は操縦課程において、視界ゼロの雲中飛行を経験しましたが、その時ほど隣の席の教官パイロットに感 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年10月 アクセス回数:854 航空事故発生状況(抜粋) UH-60L 当該技量評価操縦士は、副操縦士に対するレディネス・レベル3の練成訓練を行っていた。副操縦士の操縦により滑走離陸を実施中、FLIRのセンサー部(球状)が地面に接触した。飛行後点検の結果、FLIRセンサーの光学系およびハウジングに損傷が発見された […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年09月 アクセス回数:523 風と共に去りぬ その時、私は、マートルビーチ国際空港(サウスカロライナ州)で、突然やってきたモンスーンのような風が急速に強まっていくのを運行事務所(Fixed Base Operations, FBO)のガラス製のドアから眺めていました。雨が激しくなり、わずか50ヤード( […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年10月 アクセス回数:1,065 バード・ストライクの脅威度 耐空性を保証するための要求事項は、設計保証コンセプト(concept of design assurance)に基づいて決定されます。その要求事項が保証する対象には、ソフトウェアの完全性やハードウェアの構造強度だけではなく、環境要因への耐性も含まれています […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年08月 アクセス回数:2,776 人はひとりでは生きられない 私たちは、毎日のようにテレビを見たり、電子メールやテキスト・メッセージを送受信したり、電話をかけたりしています。このため、十分なコミュニケーション能力が身についていると思いがちですが、はたして本当にそうでしょうか? 必ずしもそうではないのです。私の経験を紹 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年09月 アクセス回数:1,509 内装変速機を超手抜きでグリスアップ 自転車の内装変速機から異音がし始めました。 3年ほど前に分解してグリスアップしたのですが、またグリスが切れてしまったようです。 「面倒くさいな~」と思っていたら、こちらのサイトに素晴らしい手抜き方法が... 内装変速機の変速異常の対策 「変速レバーを開く」 […] アクセス回数:547 イーグル・クロー作戦 1980年4月24日、テヘランで拘束された66人のアメリカ人人質を救出する軍事作戦は、8名のアメリカ軍人が死亡し、人質も救出できないという不運な結果に終わった。イーグル・クローと呼ばれるこの作戦について、詳しく説明することにしよう。 背景 1979年11月 […] 出典:OPERATION EAGLE CLAW, U.S. Army Airborne & Special Operations Museum 2023年09月 アクセス回数:2,502 整備員魂-FODチェックに求められる完全性 下士官になりたてだった頃のこと、ツール・アカウンタビリティー(工具の管理)が不適切だったために、ひどい目に遭ったことがありました。ひどい目に遭うのは、決して悪いことばかりではありません。人は、少しくらいの刺激を受けてもへこたれないものです。その経験は、私に […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年09月 アクセス回数:1,226 一部計器故障状態での飛行 美しきアラスカ中部。その山岳地帯が織りなす景色には、誰もが目を奪われます。ただし、天気が良ければですが... 私は、年に一度の練度・即応性検定の一環として、計器飛行練度評価を受検しようとしていました。その日に予定されていたのは、中隊内の技量評価操縦士兼計器 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年08月 アクセス回数:997 航空不安全発生状況 38062 件名:機体改修後、飛行前の最終検査中にFODを発見 発生状況:機体改修後、飛行前の最終検査において、UH-60Mのトランジション・セクションからFOD(整備用点検灯)が発見された。 38066 件名:AGPU(航空地上動力装置)の排気管から炎が […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年08月 アクセス回数:575 「思い込み」という「わな」 それは、夏の終わりの韓国でのことでした。UH-60のクルー・チーフだった私は、毎年恒例の「技能および即応性検定」を受けていました。私は教官クルー・チーフによって評価され、それと同時に、その教官クルー・チーフは教官操縦士によって評価されていました。さらに、前 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年08月 アクセス回数:995 航空機用自己防護装置の現況 PM ASE(Project Management Office, Aircraft Survivability Equipment, 航空機用自己防護装置プロジェクト管理室) プロジェクト・マネージャーに着任して、1年を迎えようとしている。PM ASE […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年07月 アクセス回数:1,157 MV-22BクラスA航空事故部隊調査報告書(2022年6月8日、R-2512射撃訓練場)(部分訳) 訳者注:(削除)と記載されているのは、原文の公開時に削除されている部分です。 (翻訳省略)と記載されているのは、原文には記載されていますが翻訳を省略した部分です。 太字の装飾は、訳者が行ったものです。 返信用参照番号5830CI2023年3月2 […] 出典:FREQUENTLY REQUESTED RECORDS, The official website of the United States Marine Corps. 2023年07月 アクセス回数:2,162 アメリカ海兵隊が2022年6月8日にカリフォルニア州で発生したMV-22Bオスプレイ事故の部隊調査報告書を公表 ワシントン DC — 2022年6月8日にカリフォルニア州グラミスで第3海兵航空団第364海兵中型ティルトローター飛行隊のMV-22Bオスプレイに発生した事故について、発生原因の調査が完了した。 死亡した海兵隊員の家族には、可能な範疇で、当該調 […] 出典:MARINES, The official website of the United States Marine Corps. 2023年07月 アクセス回数:1,201 航空事故回顧-AH-64Eの制御不能 当該機は、夜間の射撃訓練を実施中、最初の射撃のため、ホバリングを開始した際に機体がスピンしはじめ、操縦不能状態になった。その後、そのままスピンしながら降下して地面に接触した。機体は、さらに約90度スピンした後、No.1エンジン側に45度傾いた状態で停止した […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年07月 アクセス回数:1,113 自信を失墜させた飛行 その当時の私は、HH-60Mで500時間以上を飛行した上級パイロットの1人であり、機長への昇格を目前にしていました。機長として十分な技量をもっていると確信する私のことを、自信過剰だという人もいました。今にして思うと、まさにそのとおりでした。 隊長および技量 […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年06月 アクセス回数:958 リアルタイムの危険見積 ATP 5-19は、「リアルタイムの危険見積」を「作戦、任務などを遂行中に危険状態が生じた場合に行う即時の安全管理手順」と定義しています。 また、国防総省が定めた「事故の人的要因の分類」には、「リアルタイムの安全管理の不適切」という項目があり、「特定の行動 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年06月 アクセス回数:1,058 基本の遵守 チヌークを操縦したことがない人が、まず最初に知っておくべきことは、垂直方向の操縦を行うのがコレクティブではなく、スラスト・コントロール・レバーであるということです。そして、クルー・コーディネーションに関して、恐らくタンデム配置のアパッチに次いで、高いレベル […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年06月 アクセス回数:1,017 編隊飛行 安全は、自然に確保できるものではありません。それには、各個人および指揮官が適切に訓練され、任務の計画および実行における規律が維持され、すべての行動が規定された基準に適合していることが必要です。航空のプロである私たちは、国家および同僚の兵士たちに対して、安全 […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年06月 アクセス回数:2,199 アメリカ陸軍航空科職種 アメリカ陸軍航空科職種の誕生から40周年を迎えるにあたり、陸軍航空の過去を振り返るとともに、未来に向けた変革を確認しておきたい。 1983年4月12日、陸軍長官ジョン・O・マーシュ・ジュニアは、陸軍航空を独自の職種とすることを承認した。フォート・ラッカー司 […] 出典:ARMY AVIATION, Army Aviation Association of America 2023年05月 アクセス回数:1,431 盲目状態での飛行 その不安全は、数年前、アリゾナ州マラーナのシルバーベル陸軍ヘリポートにある西部陸軍州兵航空訓練場でAH-64Aの教官パイロットをしていた時に起こりました。この不安全の経験を通じて、うまくいったことと、そうではなかったことがありました。 それは、夏のモンスー […] 出典:Risk Management, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年05月 アクセス回数:582 航空事故回顧-UH-60Lでの空間識失調 当該機は、IFR(instrument flight rules, 計器飛行方式)で飛行中、燃料補給のため、ある飛行場の進入管制空域に入ろうとしていた。当該UH-60Lの搭乗員は、ILS(計器着陸装置)によるRWY 18Lへのレーダー誘導を要求し承諾された […] 出典:FLIGHTFAX, U.S. Army Combat Readiness Center 2023年05月 アクセス回数:707 « 前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 … 28 次へ »